今日は真夏日寸前といったところで、室温は28度。やはり、蒸し暑い。

 

昨日はマイナンバーカードを保険証と紐づける促進期間ということで、一部の薬局が過剰反応している話だった。政府はカードを何とか普及させようと、公務員には取得を促していた。そして公務員ではなくなった国立大学の関係者に対しても、自主的に(?)取得させようとしているようだ。

2004年に法人化された国立大学は6年ごとに中期目標・中期計画を作成することになっている。そして第4期計画に、「マイナンバーカード」が登場するのである。「マイナンバーカードの普及促進に関する計画」として、その数例を引用してみた。

 

北海道大学

「学生及び教職員にマイナンバーカードに係る周知を行い、取得を推進する。」

 

東北大学 

「デジタル・キャンパスの実現に向け、安全で利便性の高い基盤となるマイナンバーカードの普及を促進するため、社会の動向を広く把握し、学生・教職 員の取得の動機付けとなる各種施策の構築に努める。また、ポスターの掲示やチラシの配付等により、マイナンバーカードの取得方法や利便性の周知を継続的に実施する。」

 

東京大学

「教職員及び学生にマイナンバーカードの積極的な取得と利活用について周知し、普及・啓発を図る。」 

 

京都大学

「学生向けポータルサイト等にマイナンバーカードに関する記事を掲載し、取得を促進する。 京都大学教職員ポータルの掲示板等にマイナンバーカードに関する記事を定期的に掲載し、取得を促進する。」

 

岡山大学

「マイナンバーカード取得によるメリットや取得方法について、学内における各種会 議やメール等により、積極的に周知・案内を行う。 第4期中期目標期間においては、全学の DX 推進を行う体制整備をしており、デジタ ル・キャンパス構築に向けて、学内各種手続のオンライン化等へのマイナンバーカー ド活用の可能性についての検討を行う。」

 

山口大学

「政府広報等を活用し、マイナンバーカードの理解促進と取得促進のための広報を適宜実施する。」

 

福岡教育大学

「 新入生オリエンテーションや新規採用職員採用手続き説明会に、普及促進のチラシを配布し積極的取得へ向け周知を行う。 教職員に向けたマイナンバーカードの利便性、安全性及び申請方法について、メールやグループウェア等を活用して定期的に周知する。

 

九州工業大学

「職員に対しては、健康保険証としてマイナンバーカードが使用可能となったことに 伴い、文部科学省共済組合本部からの情報提供や依頼を踏まえて周知を図っていく。」

 

大体どの大学も似たようなことを書いているが、よく読むと、学生も込みだったり、学内で利用するといってみたり、微妙な違いもある。いずれにせよ、相手は子供ではないのだから、情報提供する程度にとどめ、それ以上の余計なおせっかいにはならないようにしてもらいたいところである。