台風1号から変わった温帯低気圧の影響で一時雨が激しく降ったが、昼前には上がった。その後は曇り空で、やや涼しい感じもあった。

 

夕方から、明治学院大学管弦楽団のコンサートに出かけた。ステージ一杯に広がったメンバーによって充実感のある響きが実現した。これはやはり「数の力」である。指揮の汐澤さんも後半の曲目、ドヴォルザークの「新世界」では指揮台に椅子が用意されていたが、座ることなく立ったままでの指揮だった。お元気そうで、これからの演奏にも期待したい。

 

会場のトリフォニーホールの客席は半分以上は埋まっただろうか。大学生など若い人も多い(その多くは明治学院の関係者だろう)。それを見ていて、若者の「クラシック音楽離れ」とは一体何なのか、と考えさせられた。学生オーケストラや吹奏楽が盛んで、アマチュア楽団も数々活動していることを考慮に入れると、プロの楽団の演奏会に若者が来なくなった、ということなのではないか。その理由は何かといえば、入場料に見合った面白みが感じられないということなのかもしれない。