今日も一日よく晴れたが、やはり午前中は寒々しく、最低気温は2度、午後からは少し上がって最高気温は12度になった。

 

その午後、竹澤恭子のバッハ・リサイタルの二回目に出かけた。今回は前半がパルティータ第3番、ソナタ第3番、後半はパルティータ第2番という順である。前回と同様、ふくよかな中低音が心地よく響き、全体にゆったりとしたテンポでの演奏だったように感じた。一言でいうと、バッハへの敬意をもった入念な演奏で、特に最後のシャコンヌでは一段とスケールが増したように思った。

 

アンコール曲として、パブロ・カザルスにちなんでカタルーニャ民謡「鳥の歌」が演奏された。ここでもゆったりとしたテンポによる入念さが感じられた。聴きながら思い出したのは「カタルーニャの鳥は peace、peace と鳴くのです」というカザルスの言葉。本日の演奏にも、世界平和を求める気持ちが込められていたのだった。