はじめまして,COLOURSプロジェクト所属,B4の木村です.
4回生になったということで,毎日研究室に行って何も成さずに帰る日々を送っています.
ゴールデンウィークが終わってしまいましたね.
公立大は中日の平日も授業がなく,10連休というとってもゴールデンなGWを過ごしました.
SSSRCでも,西に東にさまざま旅行に行っている人がいました.
さて,本題です.
ロケットのプロトタイプモデル(PM)が完成してきたということで,この夏に打上げを目指しているロケットについて簡単に紹介したいと思います.
まずはロケットの全貌です.
機体全長は約1.5m,直径は110mm.ボディのほとんどにアクリルを使用しており,ノーズや一部の支持材には3Dプリンタで作成した部品や金属部品を使用しています.
そういえば,先日,SSSRCに新しい3Dプリンタが導入されました.
速くてきれいに印刷ができます.印刷状況をスマホやPCでモニタリングすることも可能なので,わざわざ確認に行く手間も省けます.
ロケットの話に戻りましょう.
次にロケット上部に見えるパラシュートの放出機構を紹介します.
一見は百聞にしかずということでまずは実際に動作している様子をご覧いただきます.
これが,
こうなって,
こうです.ガシャン!
扉についている鍵をサーボモータで固定し,サーボモータを90度回転させることで開放します.
扉の中から出てきた金属の輪っかにパラシュートを締結しておくことで,扉の開放とともにパラシュートが解放される仕組みです.
パラシュートの放出から開傘の一連の流れはなかなか手強いようで,打上げ直後に放出されてしまったり,逆に放出されなかったり,放出されてもパラシュートがうまく開かなかったり,ということが度々発生します.
適切なタイミングで確実に開傘するように,電装系は頂点検知方法に冗長性を持たせたり,構造系はパラシュートの折り方を工夫したり,扉が引っ掛かって開かないなんてことがないような設計にしたりと,まあいろいろします.(電装系もたぶんもっといろいろしていますが,僕は構造系なのであまり詳しくなくてご容赦を…)
どんどん下がっていきます.
パラシュート放出機構の下には電装部が入ります.最初に示した全貌の写真ではまだ何も入ってないですね.放出機構の試験の写真では白いものが支柱を渡すようにあるのが見えると思います.
これはアクセスポートといいます.
ポートやスイッチがたくさんあって,ロケット内部の機器の操作やデバッグ作業がすべてできるという優れものなのですが,詳しくは,こちらのCOLOURSの長のアメブロをご覧ください.