この記事はSSSRC Advent Calender 2021 17日目の記事として書かれています.
はじめまして,B3の西尾です.最近寒いですね.
自分は衛星の姿勢系に所属し活動しています.
これまで超小型衛星「ひろがり」の運用,衛星設計コンテスト,ミッション検討に参加してきました.
「ひろがり」の運用,衛星設計コンテスト(衛星設計コンテストを駆け抜けて思うこと)はもう書かれていたので,今回は新規衛星のためのミッション検討でどんなことをしてきたのか紹介したいと思います.
まず「ミッション検討」とは,自分たちが開発する人工衛星が宇宙空間で何をしたいのかを決めるということです.そのまんま.ひろがりのミッションはこんな感じ(プレスリリース)でした.
小型宇宙機システム研究センター(以下,当センター)では,2020年12月からSSSRCで開発をする次号機のミッション検討を開始しました.約1年経ってますね.
当初は,2ヶ月の予定のミッションを定め,すぐに衛星開発を開始する予定でした.残念ながら,予定通りに進めることはできなかったです.
ミッション検討初期では,センター員ほぼ全員でブレインストーミングを行い色々な案を出しました.(数えたら200個ほどありました.)
その後少人数でこれらの案を自分たちで決めた基準を基に精査,取捨選択していきました.
- 面白さ
- モチベのために大事!
- 学術的意義や商業的価値
- せっかく作るので価値あるものを!
- 実現可能性
- 予算内で作れるものを!
- 新規性
- できれば宇宙初を!
などを基準とし,考慮して検討を進めました.
その結果,この基準でフィルターをかけたら,ブレインストーミングで出た案は大体なくなりました!現実は厳しいと知りました.
出てた案が消えた理由は基準に照らしながら説明すると以下のようなものとなります.
- 面白さ
- 面白いものは先に行われていたり,夢みがちで現実的でないミッションは消しました.
- 学術的意義や商業的価値
- 地上,ドローン,ISSで考えたミッションアイディアは実現できるのではないか,なぜ人工衛星を打ち上げて行う必要があるのかなどです.
- 実現可能性
- 予算を大幅に越す可能性がある,技術力が大幅に足りない(まずその技術が世界の誰も持っていないなど)のミッションはここで脱落します.
- 新規性
- もうすでに打ち上げられた人工衛星で実施されていたり,ISSで行われたりしているミッションはここで消します.
一通り,ミッションアイディアを消してしまった.自分たちではミッション検討が難航していたため,府大の先生方のお力をお借りし,ミッション検討を進めようということになりました.
その後,自分たちでミッション検討を進めながら,府大の色々な先生に連絡をとり話を伺いに行きました.専門家の先生方の立場からミッションアイディアに関する意見をいただきました.
連絡をとる際は失礼のないように気をつけましたが,初対面の先生方にも色々とお話を伺いにいったため緊張しました.しかし,貴重なお話をいただきミッション検討は自分たちだけで検討をするよりもより専門的に進めることができたと思います.
先生方にはわざわざ自分たちのために時間を割いていただき,とてもありがたかったです.また個人的に大学の先生方のお話はとても面白かったので良い経験になったと思いました.
こんな感じで,色々一年ミッション検討をやってきました.
残念ながらまだミッション検討は終わっていませんが,来年からはミッションも決まり開発に移れるかもしれないので,引き続き頑張りたいと思います!
来年にはBBMは作っておきたいですね.
最後に趣味の話を少しだけ.最近はゲームで「ウマ娘」と「pikmin bloom」にハマってます.どちらもかわいいです.時間ないのでこのへんで!