言葉と数字のリンクは子どもの数的理解に影響を与えていると言われています。
例えば、英語は11はone teenではなくeleven、12はtwo teen ではなくtwelveで、13からthirteen、fourteen…と規則性が現れます。
「11と12はちょっと他の数と表し方が違う。」
それが数を習得する時に子どもを混乱させてしまうのです。
日本語は比較的数の表現に規則性があり10進法の理解がしやすい言語だと言われていますが、それでも子どもたちが混乱する箇所がいくつかあります。
まず、10が「いちじゅう」ではないこと。
20は10が2こあるから「にじゅう」なのに「なぜ10はいちじゅうじゃないの?」と疑問に思う子がいます。
また、203は「にひゃくぜろじゅうさん」とは読まないことも「なんで0は読まないの?」と疑問を持つ子もいます。
空位のゼロは日本語だけでなく、さまざまな言語で読まないものですが、これも子どもの混乱しやすい場所です。
レッスン中の生徒さんの疑問には「確かに!なんでだろう。」と思うこともしばしばです。
先日、大きな数の理解のためにレジを使って、生徒さんとお店やさんごっこで遊びました。
値段にはこっそり大きな数に10円や空位のゼロを使って、生徒さんの混乱を遊びで克服できたらいいなと思って取り組みました。
子どもの成長はそれぞれに違って、かずの理解も1通りではなく、新年度も生徒さん一人一人に合わせてレッスンを工夫していきたいなと思います。
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