生徒さんが成長の過程で、ある時急に「9999たす9999は?」とか「14たす15たす8たす9たす13は?」とか大きな数の計算や複数項の計算を出してくることがあります。
大きい数字や多くの数の計算を面白がる子がいるんですね。
実は、私の息子も幼い頃にめちゃくちゃな数字の計算をよく私に出してきました。
私が鉛筆と紙を出して計算して答えるととても喜んで、ますますめちゃくちゃな計算問題を出してきて、私も必死になって鉛筆を走らせて、大きな数の答えが出ると2人で笑って楽しんだものです。
教室でも生徒さんが大きな数の問題を出してきた時には、私は目の前で紙と鉛筆を使って計算して、全ての問題に答えを出します。
「123億4567万8910!」など大きな数の答えが出ると、生徒さんは大喜びで、じゃあ…と次の問題を出してくれます。
息子と過ごしたように生徒さんとも教室で笑い合う、この時間が私は大好きです。
「難しい計算にもちゃんと答えがあること」
「いつか自分でも答えが出せるようになること」
そんなメッセージが生徒さんに伝わるといいなと思いながら私は生徒さんが作った問題を解いているのですが、実際に大きな数字の計算問題を出すようになってしばらくすると数の理解がぐっと深まり、複雑な計算ができるようになったりするので不思議です。
もしお子様が大きな数字の計算問題を出してきたら、それは成長の前触れかもしれませんね。