年長さんクラスでは前期と後期に1回ずつ「分数」をレッスンで扱っています。
前期にうちわ作りを通して「分数」を知った年長さんの生徒さん。
後期にはケーキ屋さんになって、ケーキをカットしてもらいました。
注文は「オレンジタルト4分の1ください」から始まって、
「ベリータルト8分の3」
「フルーツタルト3分の1」
などなど。
私はお客さんになってたくさん注文しました。
ケーキ屋さんの生徒さんは、3分の1を作るのに分度器と定規も使ったり、とても上手にカットしてくれましたよ。
その後は値段の計算もしました。
「オレンジタルト1ホールが400円だったら、4分の1は何円ですか?」と聞くと、「100円になります!」と答えてくれた生徒さん。
「1ホール800円のベリータルトを8分の3ください。いくらですか?」という注文にも「300円です!」と簡単に計算してしまいました。
そして、さらにレベルアップして
「1ホール600円のフルーツタルトを3分の1ください。いくらですか?」
と聞いてみました。
すると、「100円ずつなら300円だから…1ピース200円になります!」との答えが!
これは「比」のはじまり。
生徒さんが自分で考えて出した答えに、お母様も大変驚かれていました。
もう立派なケーキ屋さんだね!と言うと生徒さんはとても嬉しそうでした。
比は算数教育にとって大切なテーマのひとつです。
遊びを通して比の考え方を経験することがのちの学習にも繋がっていくように、教室で取り組んでいきたいなと思います。