「僕の頭の中にはアプリがあって、それを頭の中で見て使って解いたよ。」
先週の年中さんクラスのレッスンでのお話です。
年少さんにして数検10級に合格するという大変素晴らしい算数の力がある生徒さん。
教室にきてくれた当初から特に数字が好きで、計算や記号にとても興味がありました。
ご家族の温かいサポートもあり、すくすくと伸びています。
生徒さんの成長に合わせて、今週のレッスンでは9級の範囲である3桁の計算が出てくる文章題に取り組みました。
例えば、ある学校の生徒は男子が118人、女子が123人です。
1. この学校の生徒は全部で何人ですか?
2. 男子と女子どちらが何人多いですか?
こんな問題です。
これをすべて暗算で解いた生徒さん。
もちろん筆算もできる生徒さんですが、繰り上がりや繰り下がりのある計算をぱっと暗算で答えるので私も面食らって「どうやって計算したの?数式が見えてるの?」ときくと、冒頭にあるように「頭の中のアプリを見ながら解いた」と教えてくれたわけです。
例えば、生徒さんの中には見えないそろばんを弾いくように右手を動かして計算する子もいますし、平面図形が活き活きと動物のように見える子もいます。
生徒さん一人一人が獲得してきたその感覚や世界を私は大切にしていきたいなと思います。