息子がまだ１歳児だった頃。
この白樺並木の遊歩道をお散歩して、スーパーに行くのが日課となっていました。
息子は道中、落ち葉を拾い、小枝を集めます。
季節の花をしゃがんで眺め、
虫に驚き逃げ回ったこともありました。
５００ｍの遊歩道を１時間かけてスーパーまで歩き、また１時間かけて家へ帰る。
時速５００ｍ。
世界最速のカメの記録が時速９６５ｍですからね…
カメより遅い！！
つらい時もありました。
「たくさん歩いて、いろんなものに触れてほしい。」
「でも、今日は早く帰りたい！お母さんアイス買っちゃったから！」
なんて日もありました。
このお散歩は自分がやってあげたくてしているのに、それって楽しいだけじゃないんだなと、溶けきったアイスを見て思いました。
楽しかったけど、大変だった！
だけど、今、こうして息子と思い出の散歩道にやってきて思うのは、
「やっぱり、ゆっくり二人で歩いたあの時間は特別な時間だったな。」
ということです。
これから北海道は緑の美しい季節です。
もう道端の小石を宝物のように集めたりはしないかもしれないけれど、息子は今度はどんな発見をするのかを楽しみに、お散歩したいと思います。
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