■単位は全部で何種類?
教室で扱う単位は以下の通りです。
・長さ…m
・重さ…g、t
・時間…秒
・体積…L
・面積…a
・角度…°
単位に接頭辞をつけた、換算量を表すもの。
・長さ…mm、cm、km
・重さ…mg、kg、
・体積…mL、dL、kL
さらに、これらから算出される量として以下のものがあります。
・面積…㎟、㎠、㎡、㎢、ha
・体積…㎣、㎤、㎥、㎦
・速さ…秒速~m、時速~kmなど
・時間…分、時、日
これで全部です。
ちょっと多いでしょうか。
それとも、意外に少ないなと思われましたか?
■単位の換算は暗記するしかない?
単位の換算は苦手とする子も少なくない単元です。
そもそも、単位やその換算は定義されているものです。
私たちは定義に従って、それらを運用していくしかありません。
「1000mは1km」といわれて、「ハイわかりました」と習得するしかないのです。
「最終的には暗記」
それはその通りなんです。
でも、それではなんだかおもしろみに欠けますね。
子ども達には接頭辞の理解から単位換算の面白さを知ってほしいなと思います。
■大きなヒントの接頭辞
単位換算でよく使う単位m(メートル)、g(グラム)、L(リットル)についてみてみましょう。
これらの単位によくつける接頭辞はk(キロ)、d(デシ)、c(センチ)、m(ミリ)です。
・1000m=1km
・1000g=1kg
・1000L=1kL
どの単位も1000集まると1k(キロ)と表現されますね。
それは、k(キロ)という言葉に「1000倍」という意味があるからです。
そして同様に
d(デシ)には「10分の1」
c(センチ)には「100分の1」
m(ミリ)には「1000分の1」
という意味があるのです。
ということは「10倍」という言葉もありそうですね。
それは「de(デカ)」といいます。
「100倍」は「h(ヘクト)」。
このh(ヘクト)はha(ヘクタール)の時に使いますね。
先ほどの表にdeとhも加えてみました。
ではここで、この表にはないa(アール)の問題です。
「1ha(ヘクタール)は1a(アール)の何倍でしょう。」
答えは100倍ですね。
接頭辞のh(ヘクト)が「100倍!100倍!」とヒントをくれています。
では、ちょっとむずかしい問題にもチャレンジしてみましょう。
「1kLは何dLでしょう?」
答えは10000dLです。
なんだか単位の換算がすこし簡単に思えてきませんか?
もしお子様が単位の換算や暗記に苦戦していたら…
ぜひ接頭辞からのアプローチも思い出してくださいね。
※前回の記事「ゼロとも仲良く」で、量について取り上げています。
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