連日、ジャニーズ事務所の件がメディアを賑わしています。


今後1年間は、広告・番組出演料はタレント本人に支払われ、事務所は報酬を受け取らないとのこと。


ジャニーズ事務所の収入は、広告・番組出演料といった表向きの収入よりも、ファンクラブの会費と物販といったものが大きな収入源だとか。


ファンクラブ年会費4,000円×1300万人=年間520億円の売上


さらに事務所が所有する不動産は都心の一等地にあり、資産の総額は推定1,000億円以上とも言われています。

1年間広告出演料が入ってこなくても、つぶれたりはしないでしょうね。

広告・番組出演料が入ってこなくても、スポンサー離れ・ファン離れは困る・・
といったところでしょうか。



ジャニーズ事務所に限らず、本収入と思われるもの以外が大きな収入となっているビジネスモデルは多々あります。


自動車販売会社は、自動車販売から得られる収入の他に、提携オートローンによる収入があり、金融資産全体の半分を占めているとも言われています。



Jリーグのチーム収入は、チケット収入よりもスポンサー・物販収入が大きなウェイトです。


税理士事務所も顧問報酬と同じくらい、専用コンピュータソフトのサブスクレンタル料がベース収入となっています。


マクドナルドのフランチャイズ収益は、コーラやポテトといった店の売り上げではなく、店舗と土地の賃料が大半を占めています。マクドナルドは「不動産業」と言われるゆえんでもあります。


「儲かる仕組み」というか「フロントエンド・バックエンド マーケティング」と言うか
一般人には看板となっている収入しか頭の中に入ってきませんが、パッと見「収入源だ」と意識しない、スルーしがちなトコロで儲けているビジネスがあるのです。

消費者としては普段こんなこと気にしなくてもいいと思うのですが、ジャニーズ事務所の「無報酬作戦」がどんな意味を持つのか、考えるタネになるのかなと思いました。

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