世帯年収1,000万円前後のご家庭で、

時々(といっても1~2割くらいの確立で)

預金が200万円くらい。

という世帯をお見受けします。

 

若くて独身だったらともかく、

40代以降で中学生以上のお子様がいる世帯なのです。

 

夫婦の年収がそれぞれ500万円くらいで、

合算して1,000万円という世帯ですと、

 

「財布は別管理。それぞれが貯めていると思っていた。」

 

というちょっと笑い話のようなケースもありますが(^^;

 

どちらかというと共働きより、

ご主人様のみ年収が1,000万円前後の場合に、預金200万円。

というケースが多いです。

 

家計の内容を拝見しますと・・

住宅費や光熱費、食費、日用品はそんなに多くかかっていないようです。

 

一番かかっているのが「教育費」

ご主人様も高い年収を得ているだけあって、教育に投資する費用対効果を

分かっていらっしゃいます。

もう本当にここは青天井です。

 

教育に投資することは、まったく悪いことではないのですが、

 

確保しておいた教育費から払っていたのかな?

こんなに支出するって初めから分かっていたのかな?

 

というギモンです。

よくよく聞いてみると・・

 

教育にかかるお金は大きいって漠然とは思っていたけど・・

かけるつもりはなかったけど、ここで出さないとダメだと思って・・

 

要は「十分な教育費を確保していなかった」という結論です。

現役のうちはそれなりに収入も多いので、教育費を捻出できるのですが、

 

中・高の塾代に投下し過ぎて大学進学費用が足りない

1人目はクリアできたけど、2人目は足りないかも

子どもたちは無事社会人になったけど、手元資金がわずか

 

という状況でのライフプラン相談が多いです。

お子様が小さい時に「学資保険」に入られてはいるのですが、

国公立大授業料くらいの200~300万円の場合が多いです。

中・高の塾代のための積み立てをしている方はほぼいません。

 

お子様が未就学児のうちにライフプラン相談にきてもらえれば

塾代も見込んでキャッシュフロー表を作成するので、

ある程度早いうちからの心づもりや準備はできるのですが・・

 

数年後にまとまった進学費用が必要

このままだと家計がショートしそう

もうすぐ定年なのに老後資金が貯められないかも

 

このような状況になってしまうと、あまり打つ手がなくなってしまいます。

 

・見通しを立てること

・資産形成のアドバイス

・リスクマネンジメント

 

FPの通常の仕事は大きく上記3つですが、

早い段階から正しい資産形成や無駄遣いしない仕組みづくりをすれば、

教育費のために旅行や車をあきらめて生活費を切り詰めなくてもいい場合が多いです。

 

未就学児のいる世帯のライフプラン相談では、

「教育費は良く分からないから平均値で」と言われると

塾代は平均値を使っていたりするのですが、

高卒で働く子もいるので、進学を考えた場合、

平均値ってかなり少ないです。

 

本当に教育費が必要な時に困窮したり、

無事進学させたはいいものの老後資金が不足していたり

という状況を見ることが多いので、

もっと強くお伝えしないといけないなぁ、

と気持ちをあらたにした次第です。

 

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【Smart Life Design】

「家計改善」と「終活・相続」が得意分野の

ファイナンシャルプランナー

 

『個人の家計を守る』お手伝いをいたします。

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