前回「キャッシュレスがニューノーマルの時代へ」をご紹介しました。
これからはキャッシュレス決済の時代になるのは分かっていても、どうしても躊躇してしまう方も多いのでは?!
各国のキャッシュレス決済比率の状況(2015 年、2016 年)
上の表を見ると、意外にもキャッシュレス決済が進んでいない先進国も多いですね。
特に日本は下記の理由からキャッシュレス決済が進んでいないと言われます。
1)盗難が少なく、現金を落としても戻ってくるほど治安がいい
2)紙幣がきれいで、偽札が少なく、現金に対する信頼が高い
3)POSレジの処理が高速で正確→お店も現金決済でも対応に困らない
4)ATMの数が多く、現金の入手が容易
逆にキャッシュレス決済を導入することで、お店側のコスト(端末やシステム、事務処理費など)がかかり、ハードルとなっているようです。
消費者としては、セキュリティ面が一番気になるところですね。
以前に子ども向けにキャッシュレスの講座を行ったときに
「使い過ぎてしまう」「価値が分からなくなるかも」
と言った意見が出ました。
キャッシュレス決済に抵抗のあるシニアの方も同じ意見でした(^^;
目に見える硬貨・紙幣と、モノが紐づけられるので、
使っていく感じ、価値を感じる
といったことが分かりやすいと思います。
わが家の子どもたちも
「毎週末に100円硬貨を渡して駄菓子屋で買い物をする」
という生活を小学校低学年まで数年続けたおかげで、
100円の価値→価値観の根っこのようなものができたと言っています。
キャッシュレス決済ネイティブの子どもたちは、
どうやってお金と価値を結び付けていけばいいのでしょう?
私たちFPにとって金融教育の腕の見せどころですね(^^;
9月から「マイナポイント事業」も始まり、ますますキャッシュレス決済が普及しそうです。
私たちも、よりキャッシュレス決済との付き合い方を学んでいかないといけないですね。
※マイナポイント事業
お手持ちのキャッシュレス決済とマイナンバーカードを紐づけてから利用すると、利用額の25%、最大5000円分がマイナポイントとして還元。
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【Smart Life Design】
「家計改善」と「終活・相続」が得意分野の
ファイナンシャルプランナー
『個人の家計を守る』お手伝いをいたします。
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