5月29日に年金改革法案が成立しました。
主な改正内容をご紹介します。
・年金を75歳まで繰り下げ可能
→最大84%UP!
・在職老齢年金の減額基準を緩める
→働くほど年金が減る仕組みを見直し。
・65歳以降も厚生年金加入の場合、毎年年金額改定
→働きつづけると年金が増える。
・パート労働者の厚生年金加入基準引き下げ
→2022年10月から従業員101人以上の企業で加入
2024年10月から従業員51人以上の企業で加入
・イデコ
加入条件が65歳、企業型DCは70歳。
イデコプラスの拡充
受給開始上限が75歳に。
企業型DC導入企業でもイデコ併用が容易に。
マッチング拠出企業の場合、イデコと選択可能に。
上の改正内容が、2022年4月から順次始まっていきます。
人生100年時代に資金が枯渇することないよう
「老後資金を備え、長く働きましょう」
といったメッセージがありありと現れていますね。
年金改革法が改正される以前から、お客様から
「長く働かないと~」
というお声も多く聞いていました。
長く働いた分、その分はしっかり年金に反映されそうですね。
女性の働き方を相談されることも多いですが、パートの厚生年金加入拡大で、またしても「働き方の壁」が大きく変わります。
それにしてもイデコについての改正の多いこと。
お客様も老後資産形成についてとても意識されているので、私たちFPも改正内容を咀嚼して、お客様にベストなご提案をしていかなくては!と気が引き締まる思いです。
また、私自身はシニアのお客様が多いので、老後のライフプランについてきめ細かな年金シミュレーションの必要性を実感しました。
今回の年金改革法成立から、また時代が動いていくのを感じた次第です。
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【Smart Life Design】
「家計改善」と「終活・相続」が得意分野の
ファイナンシャルプランナー
『個人の家計を守る』お手伝いをいたします。
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