昨日は某都内の中学校へ

姿勢教育の一環で、
中1女子の見学・視察をお願いされた。
そしてその視察後には、近隣の中学校の校長先生や体育の教員、東京都教育委員会の方々向けのセミナーのご依頼頂いた。
 
姿勢教育義務化、、、この目的は本気なので正直な意見を書かせて頂くことにする。
 

・生徒の授業中の不良姿勢は気になる
・それらの原因か、集中力が無い
・体育で姿勢を意識させている(しかし効果が高いかは疑問)
などのテーマを落ちつつ講習会の本題へ
 
兼子は体育の授業を見学し、次の事を感じた。
ちなみに体育の授業は『マラソン』だ。
担当の先生は『体幹を意識して走ってー』とは言っている、、、、しかし『体幹を意識』とはなんだろう?生徒はそれをわかっているのか?
 
結果、生徒の走り方はこうなる、
歩幅が広すぎた踵着地(ヒールフット)
頭は前方変位している、、、、これは疲れるフォーム

これでは体育やマラソンが嫌いになる
ただ辛い思いを我慢する授業時間になる。
『体育』と書くように、体が育つ感触がなければ体育では無いし、それはただ他人と争う『スポーツ(競技)』だ。
 
おそらく
この子が卒業後、マラソンが好き!という確率は低いであろう。
 
この子だけではなく、マラソン終盤に倒れこむ生徒が続出、、、、これは頑張っているからしょーがない、という事ではない

この辛いマラソンを繰り返すことは、
身体構造上でいうと『意味がない』身体は進化しないからだ。
ある程度の耐性は向上するかもしれないが、身体生理的機能のいずれかが(例えば酸素摂取量や毛細血管量など)が数値的に向上すれば、このマラソンは楽になる。
重要なのは『その生理機能が向上する時間と方法を取っているか?』だ。これが全てだと兼子は考える。
 
おそらく、、、、担当の教員の方はそれをご存知でないのだと思う。
だから今後、兼子ただしが教育現場にて『生理機能が上がる体育』を教えていこう!と思った。(また3月に来る予定ではある)
 
 
結論
・今の中学生、姿勢が悪く体力の少ない子が多数
・その子たちの為にも体育と姿勢は重要教育
・しかし、その『教え方』をご存知ない先生方が多いのが実態
 
この記事を先生方が読んだら、良い気持ちにならないかもしれないが、重要なのは『子供達』なので、大人のプライドは後回しにさせて頂き、書かせて頂いた。
 
人間発達学という学問がある。
そこには、、、体育、徳育、知育、の順に人間は成長していく、とある。
 
そう、教育の土台は『体育』なのです。
(※体育とスポーツは全く違うものです、それを1番知って頂きたい)
 
 
 
体育=人間の根本だ
 
ただ、ここの中学校、教える熱量が高いので、
今後に期待が持てる学校だと思った。