昨日はボクシングの世界戦、
村田選手が見事な勝利を飾っていましたね
まだまだこれから強くなりそうで、楽しみな選手です。
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で、格闘技って意外と『セコンド』の良し悪しが、
選手のパフォーマンスを左右するって知ってますか?

セコンドがかける『言葉』が選手の動きを変えるのです。


皆さんがもし、ボクシングの『セコンド』だったら、選手にどう声をかけますか??

『頑張れ!』
『気合いだ!』
『根性出せ!』
『負けらんねーぞ!』

いろいろあると思いますが、、、、。

応援で上記の言葉を言うのは良いのですが、
セコンドとして上記を言うのは『間違い』であるとお伝えきたいと思います。


えーーーーー??っと思いません?
試合前の選手に『頑張れ!』って言っちゃいけないのーーー?『気合い』って言っちゃいけないのーー??
って思いますよね(笑)
はい、言ってはいけません。と言うか言うことにより『逆効果』になるケースが多いです。


ここで実例をご紹介
兼子がキックボクシングで日本ランキングを上げる為の大事な試合(7位から4位へ挑戦した試合)実は1Rと2Rの間、インターバル中に勝ちを確信していました。
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それは、インターバル中、相手選手を見ると、セコンドに何か言われているのがわかりました、、、、セコンドが『負けらんねーぞ!気合い入れろ!』と言っているのがわかりました。

これは勝った!そう思い『ニヤ』っとしたのを覚えています。この時点で兼子の精神性が優っていました。

逆に兼子のセコンドは、、、『兼子さん、今日調子いいっすねーー!練習通りの兼子さんですよー!』と言ってくれました!

その後試合展開、、、、兼子はノリノリ、得意の首相撲、右ミドルキックを連発して見事に勝利!
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セコンドA『負けらんねーぞ!』
セコンドB『今日いいっすねーー!』

この2種類、メンタルトレーニング的に言っても、選手のパフォーマンスを上げるのは、『B』なのです。

この試合中のセコンドの一言が選手パフォーマンスを左右する事実、日常的に考えるとどうか?

我々トレーナーがクライアントにかける言葉、
指導者が選手にかける言葉、
上司が部下にかける言葉、
先輩が後輩にかける言葉、
家族が家族にかける言葉、

全て『良いセコンド』でありたいですよね
人が感じるメンタルマインドを知った上で、
かける言葉を考えたいですね

指導力=言語選択
言語選択=愛情力
愛情力=良いセコンド

そう思います。
人のメンタルを育てること、大切です。



兼子