長文です。御覚悟を(笑)↓↓
格闘技を~初めて18年。
兼子ただしはここまで集中したことはありませんでした。
その集中の中、今回の試合を迎えるに当たり最高に勉強になった事があります。
”本気”で生きる事の美学
です。なんか~生きているステージ・次元が変わりました。
と言うのは、実は兼子は~7年前くらいにキックボクシングは引退しようと思っていました。
いつまでもやれるものでもないし、靭帯完全断裂の怪我もしましたし、格闘技のようなマイナーな世界で努力しても・・・・意味ある?だし。と思っていたからです。
しかしなぜいまだに引退しないのか??
それはキックボクシングを通じて~多くの人に勇気とヒントを与えられて、
ストレッチ活動の肥やしになるよう、格闘技でリアルエンターテイメントを表現して行こうと思ったからです。
ようは、自己満足での選手生活は引退し、
公的に影響のある選手生活をしようと、心が定まったからです。
そう思ってからの日々のトレーニングも、試合も、何か皆さん教えられるネタを学び、習得し(食事法やランニング方法など)
試合当日も~皆さんを喜ばすためのパフォーマンスや表情などに工夫をこらしていました。
それはそれで良かったのですが・・・・あえて今回はパフォーマンス的な考えは少し封印し、
”勝つ”ことだけに本気で集中して取り組みました。
練習は~いつもの3倍しました。
ランニングは~約3か月で928㎞走りました。
スパーリング(本気の試合形式の練習)は、75ラウンドしました。(3ラウンド制なら25試合分)
仕事もたくさん断りました。スケジュールもずらしていただきました。
スタッフに対しての指導も、あまり考えず~毎日毎日試合のことだけを考えてきました。
そう、本気の気持ちでした。
そして試合当日も~たくさんの応援団。400人。
大勢の前に立つのが大好きで目立ちたがりの兼子は~入場する時、本当はもっと皆さんに笑顔を振りまき、声援に応えたかった。
でも今回は、それも封印しました。笑顔より~勝つ事だけを考えてリングに上がりました。
勝つことがすべて!と思っていたからです。集中しました。
結果は勝つ事が出来ませんでしたが。
多くの方に~「サイコーに感動した!」と言われました。
お世辞かもしれません。しかし、古くから兼子の試合を見ているお世辞も言わない相手数人にも、
「今までで最高にいい試合。いい表情だったよ」
と言われました。ここのお世辞はないと思ってます。
試合が終わりのゴングが鳴った時、負けたと思いました。
涙が止まりませんでした。勝ちたかった。悔しかった。
でも終えたいま・・・・人間の”本気というレベル”で生きる事の良さを知りました。
言葉を言い換えると、
チャラチャラとして生き方のくだらなさを感じました。
兼子は~見た目、派手でチャラチャラしているように見えると思いますが、
実はチャラチャラ生きるのが嫌いです。(じゃーもっと普通の髪型すればいいのにね(笑))
で、今回本気に生きてみた結果、更にチャラチャラせず、
何ごとも本気で生きる事が最高のエンターテイメント(人を喜ばせる心)であり、
自分を成長させてくれて、自信に繋がる生き方何だと確信しました。
エンターテイメント的な生き方、それはどの仕事でも共通する事だと思います。
人を喜ばせようとする精神。これが基本です。
人を喜ばせようとする時に、色々と細かく心配りする事も必要ですが、
本気で動く!という基軸があってからこそ成り立つのが、本当のエンターテイメント(人を喜ばせる)だと思います。
今回は~日本チャンピオンになったご報告は皆さんに出来ませんが、
本気で生きる事の素晴らしさと強さを皆さんに知って頂きたいと思います。
ご自分のお仕事の目標は?
それを達成する時に必要な事は?
自分は本気ですか?何となくやっているだけですか?
自問自答してみてください。
兼子がおススメしたいのは、本気で取り組む生き方です。
それが結果的に多くの人を喜ばせ、何より自分の自信に繋がります。
豊かな生活?
こう聞くと、お金的に豊かな事かと思うかもしれませんが、
本当の豊かさとは~本気になれる仕事や立場と、心だと思います。
いくら儲けているではなく、
何に本気なのか?これが豊かさだと思うのです。
だれでも豊かな生活をしたい。
だからと言って儲け話だけに進むことには、実はゴールがありません。これは断言します。
まだ見つかってない人は見つけましょう。本気になれる事。
そして見つかっているけど本気じゃない方、本気になりましょう。
本気=豊かさ
これは生涯変わらない定説なのです。
今回のこのタイトルマッチ、兼子を更に本気にしてくれました。
姿勢教育を義務教育化にする気持ちを更に本気にして、前へ進みます。
前へ進んで、ふと後ろを振り返った時、
本気の方達だけが、集まってくれる!と信じています。
兼子