先日の朝食会で良い話を聞きました。

村上春樹さん  の事です。

村上さんは、先日の新書が発売当日68万部の異例売り上げの猛者。

その村上さんは、ものを書くために走っているそうです。

その時のインタビューが↓↓じっくり噛みしめて読んでください。

重く、深い、お答えです。


村上春樹氏へ質問

Q、★年1回のマラソンをこなしてもう20年以上になるが今後も続ける予定?走ることで自分はどう変わったのか。


A、可能な限り続けたいよ。タイムは落ちても、もう人生の一部だから。22年間走ってきて何が嬉しいって自分の体をリスペクト(尊ぶ/大事に思うこと)できるようになったことだ。これはとても重要なことで自分の体をリスペクトできれば人に対しても同じことができる。もっと地上の多くの人がこの気持ちを共有できたらテロや戦争はきっと無くなるはずなんだ。残念ながらそれほど単純な話ではないが、それぐらいのことは僕にも分かるよ。フィクション作家にとって最も大事な資質は想像力、知性、フォーカスだろう。しかし、これを一定の高水準に維持したいと思うなら体力の維持をないがしろにはできない。体力が磐石でないと複雑で骨の折れることは成し遂げられない、そう思う。走っていなかったら文体も今のそれとは大分違ったものになっていただろう。