兼子ただしの、やわらかBody=メリハリBody先日、社員研修&旅行にて函館ハーフマラソンに参加しました。写真がその模様です。レースも充実した内容になりました。

スタッフでのマラソンレースは、これで5回目。レース自体にだんだん慣れてきた感じです。

しかし、今回のレースは”内容、テーマ”がいつもと違います。

いつもは、レースタイムに重点を置いた”タイムレース”でした。練習のときからタイムを計り、日々タイムを縮めていくもので、僕のベストタイムは21キロで、1時間32分39秒です。1キロ4分半前後でした。まあ、わりと遅くはないでしょう。しかし、この走り方でいくことにちょっと??疑問が浮かびました。「これでタイムが速くなっていっても、トップレベルの人には追いつかないよなあ~」中級ぐらいのタイムで走れたとしても・・・・?と。


兼子ただしの、やわらかBody=メリハリBodyもともと走り始めた動機は、「人間の運動能力の基礎→走ること」の教養を深め、その必要性を多くの人に伝えていこうということでした。タイムを先に意識した走り方は、良いタイムが出れば達成感ですが、良くなければ全てがダメな気がしていました。でもそのような取り組み方は、多くの人に影響を与えられる内容とは違うような気がしたのです。速く走ることは専門のランナーに任せるとして、僕らは「ストレッチトレーナー、運動の指導者」です。楽しい走り方を追求することが必要だと思ったのです。


兼子ただしの、やわらかBody=メリハリBodyそこで、今回集中したのが”心拍数の計測”を使った走りで、気持ち良く走れる方法、その名も”スマイルランニング”です。

皆さんは「マラソン」と聞いてイメージは?「疲れる・辛い・苦手」などの辛いイメージがある人は少なくないと思います。

でも、走り方しだいでマラソンは「辛いもの」~「気持ち良いもの」に変わります。今回はその辛いイメージを一新させます。このスマイルランニングは、心拍計で走行中に心拍を計り、心拍を一定にして走るので、疲れをほとんど感じずに、気持ち良く、その後の走り終わりにもテンションが安定します。


兼子ただしの、やわらかBody=メリハリBodyタイムランの時は練習も1ヶ月が過ぎた頃疲れを感じ、筋肉に張りや痛みが出たりしてました。その痛みを乗り越えるのが練習だと思いがんばっていました。

スマイルランは、一般運動理論やマフェトン理論など参考にやり始めましたが、気持ちいい走りなのに、持久力は日々進化する内容でした。

ご自分の年齢や運動経過によりますが、心拍120を超えないように走ります。最初は「??ぜんぜん疲れないけど、大丈夫か??」と思うのですが、その練習を一週間試した後、タイムを計ってみると練習時の平均タイムを軽く2分短縮していました。気持ち良い練習・・・実は全身の持久力をアップさせているのです。

その他にも効果が・・・・

・脂肪をガンガンに燃やす。

・目覚めが良くなる。

・集中力が増す。

・空腹感がなくなる。

・免疫力が向上する。

・カラダが硬くならない。などの効果が、ガンガンにあります。

【心拍数の目安】

ウォーク 心拍90~100

ジョグ   心拍100~110

ランニング 心拍110~120



兼子ただしの、やわらかBody=メリハリBodyこの段階を徐々に上げていけばよいです。ウォーキングだけでも十分効果があります。この心拍数を守りながら運動することで、循環器系、神経系、副腎系、などの全ての器官に”等速的”に血液循環が”ビュンビュン!!まわります。わりと長い距離にしても”局部的”な筋肉痛が生まれません。局部的に痛みが出る場合は、心拍数が高すぎる事が原因で、円滑に血液が循環していない証拠です。走り始めて「モモが痛くなっちゃったー」などという人は、心拍数が高すぎる証拠です。ウォーキングから行ってみましょう。正しく行えば嫌でも元気に、嫌でも脂肪が燃焼します。

今回の僕らのハーフマラソンは、みんな心拍計をつけ、心拍数を守り走りました。タイムは二の次です。結果はどうだったのか??写真で見てわかるように、スタートからゴールまで”笑顔”です。なんともいえない清々しさというか、21.0975km快感の時間でした。いつもゴール直前は、全身の痛みとの戦いでしたが、今回はマラソンレースという名の観光みたいな感覚で、ゴール後もどこにも痛みがなく、まだ走れる状態でした。函館の海岸沿いの気持ちよい風と、地元の人の暖かい声援、走っている間に放出されているセロトニン(脳内の快感物質)も後押しをしてくれました。結果タイムは1時間46分58秒でした。そんなに大幅に遅くないのです。

「マラソンの本当の楽しみ方を知った!!」と思えた今回のレースでした。これなら、まったく今走っていない人にも勧めることが出来ます。しかも疲れるのではなく、”気持ちよい”のです。だって疲れなくて、どこも痛くもならないのですよー!! これが走ることの深い意味なのでしょう。走るのは筋肉を鍛えるものだけではなく、”全身の流れ”を鍛えることなのです。その流れが良くなったとき、日頃の生活も、柔軟性も、姿勢も良くなります。

マラソンはレース競技です。これは全員には勧めません。しかしスマイルランは、万人に勧められる内容です。

なんの薬品・大げさな器具も使わず、お金もかけず、敗者もつくらない、”走る”という単純な運動。これが実はエクササイズとしては最強で、循環器系・血管を内部からストレッチしているようなもので、筋肉もやわらかくなり、ボディライン・姿勢も美しくなるし、心肺機能も向上します。もちろん”歩く”も同様です。重要なのは”適正の心拍数”です。

唯一、心拍計だけが必要ですが、そんなに高くもなく、電磁波もほとんどありません。

レースが終わってからの一週間、通常なら休息をとる期間ですが、1週間毎日10キロ走っています。なんでか??それは気持ちが良いから!カラダが超元気になるから!です。

単純な”走る”と”歩く”が、カラダを育てる基礎となり、

快感という副産物を与えてくれる。

快感のおかげで、人間の体力ピークは、まだまだ先にあると感じさせる。


兼子 ただし まだ進化中。