兼子ただしの、やわらかBody=メリハリBody
←は、先日僕のキックボクシングの試合の際のものです。スポンサーのロゴを背中に背負ったガウンです。そのスポンサーの社長は僕なんですけど・・・・笑。自画自賛。

結果は引き分け。でも蹴りました。膝入れました。投げました。次回はもっと頑張る!!


僕、兼子はキックボクシングのプロになったのが26歳のとき。ハッキリ言って遅いほうです。しかしあっという間に今回で26戦目。最初の頃に苦労したのは「減量」でした。通常体重66キロの僕は試合当日61キロにして試合に挑みます。減量のやり方が良くわからなかった当時は体重もなかなか落ちませんし、試合当日なんか近日中で一番元気のない状態・・・・これで試合をするわけですから勝てるわけでなく、絶対負けない相手に負けたりして悔しい思いをしました。。元気無いのですから、「スタミナ」が大きな課題になりました。

そこから様々な食事法・サプリメントなどいろいろ試しました。その手探りの中、3年前からだんだんスタミナのつく食事法を掴んできました。肝は、「脂肪エネルギーの代謝」でした。筋肉の繊維で言うと「遅筋・中間筋」

僕は元々大の甘党で、ケーキやドーナツ・白米が大好きでした。減量が苦しかった時はこの食事内容を減らしただけの方法をとっていましたが、結果は今ひとつ・・・ふたつ。もともと瞬発系速筋派の僕は、最初は元気でも後半はバテバテ・・・。糖分エネルギー代謝が優位だったのです。疲れるわりに脂肪は燃えませんから体重は落ちない。で、また甘いものを摂りすぎる。年齢が若くない選手の僕は問題意識を強く持ちました。

そこから、以前にも紹介したマフェトン理論を取り入れることをキッカケにその後、玄米メインの食事に変えてから、脂肪燃焼率が上がったのでしょう。体重はしっかり必要なだけ落ち、(今は63キロです)後半まで疲れにくいスタミナも出来ました。このような体調な為、長い練習も気持良い感じになり、今まで出来なかった事ができるようになりました。

その一つ目は、ランニング。今までは5キロ(30分走)でお腹いっぱいでしたが、今ではマラソンレースにも出場するぐらいで、ほぼ毎日10キロ走るのは当たり前で、時間があるときは20キロ走ります。しかもそのタイムは日に日にレベルアップしています。レースで言うと去年のハーフマラソンで、めーいっぱいの練習・準備を2ヶ月して、1時間40分32秒でした。1キロを5分切るぐらい。その時の自分としてはまあまあ満足でした。「これ以上速く走るのは難しいだろうなあ・・・」と思っていましたが、今年は1時間32分39秒で約8分更新です。1キロを約4分。この1分縮めるのは大きいです。

去年の僕より、今年の僕のほうが速いのです。去年の僕に勝ちました。年齢は加齢してるのに。

2つ目はキックボクシングの練習時の「首相撲」です。(首に腕で組み合い、膝蹴りなどをする練習)デビューした当初はこの練習は長くて嫌い。やっても10分でした。今ではこの練習を30分なんなくこなします。しかもこの「首相撲」が得意技になってしまいました。

人間は、鍛える角度を変えれば、ピークは40歳代にも50歳にでもなるのです。さっきも書きましたが、肝は「遅筋と中間筋」です。「年とったから、スタミナが無くて・・・」と言う人はターゲットにしているのが「速筋」で瞬発系の筋肉繊維なのです。この速筋は確かに20歳台を境に右肩下がりになっていきます。しかし「遅筋・中間筋」をターゲットにすると右肩上がりの状態になっていきます。このピークラインが下へ行くか、上へ行くかは別世界です。日に日に衰えるのを待つか、日に日に成長するのを楽しむかの違いです。

様々なトレーニングバイブルなど見て、トレーニングをやっている人も確かに多いですが、挫折する人も多いようです。それは鍛えるターゲットが間違っているからです。問題は「遅筋・中間筋」このターゲットをしっかり捕らえる事でカラダはしっかり育ちます。



日常生活は、「長い運動」です。またスポーツ能力の土台は「スタミナ」です。この土台がしっかりすると「カラダが育った感触」を感じられます。


衰えて下る体力、育って上る体力、この先の「充実感」が高いのは後者
であることは誰でもがわかることですね。

しかも、心も豊かになります。心は医学的に言うと「脳」です。脳は体の一部です。カラダが元気なら心も元気になるのは、医学的にも当たり前です。また、育った体のラインは、メリハリのある綺麗な体にもなります。




体を育てると書いて「体育」です。


育てた体は「財産」です。


「財産」は体と心。この二つは「育つ」のです。


育つってすばらすうぃー!!

兼子