僕は普段あまり野球を見ません。しかし、今回のWBC(ワールドベースボールクラシック)は、注目しています。各選手にもそうですが、特にイチローにはクギ付けです。イチローは本職であるマリナーズのオープン戦ではなく、日本代表の道を積極的に進みました。その動機は日本代表で参加するという「公的思考」の動機と感じます。試合ルールが短期決戦ということもありますが、アメリカ選の誤審や予選リーグの韓国戦での感情をあらわにした姿には「熱さ」を感じます。

そして、準決勝での韓国戦は「負けるわけにはいかない試合」。この試合でのイチローはもちろん、その他の上原・福留などの選手の顔も普段野球を見ない僕でも応援したくなります。なぜなら、「日本の為」に私的な感情・都合を押し殺した戦いぶりに共感できるからです。韓国戦でのイチローは3打数3安打の猛打賞、終わってみれば6-0の大逆襲!瞬間視聴率も50%を超えもするリベンジぶり。僕と同じように普段野球を見ない人でも関心が深かった証拠でしょう。

今回のWBCの結果がどうこうではなく、この一戦に取り組む姿勢・「動機」がすばらしく、「公的思考」の大切さを再認識させられました。

僕らスリーエスも大事にしているのはこの「公的思考」です。僕らはストレッチ専門店を展開しています。今の日本は治療医学は進歩していますが、成人病・肥満・運動量力低下など問題は日々増加傾向です。ただでさえ高年齢化で少子化なのに、その人たちの運動能力や予防医学の意識は高いとは言えません。今の日本に欠落している科目は完全に「体育」です。ですから必要なのはしっかりとした「体育の教育」と「予防医学の提供」です。

予防医学のキーワードになるのは「血行」です。「血行」を促進するのは「筋肉」です。その筋肉の最良のケア方法が「ストレッチ」であると確信しています。

たんに「ストレッチ店舗」が他にあまりないから展開しているわけではなく、日本の皆さんに「体育・予防学」の必要性を伝えたいという「公的思考」を動機で活動しています。スタッフになる人間にはこの説明をして賛同する人間だけを採用しています。僕が私的な考えであれば店舗を増やさないほうが、リスクも少なくてすむし十分収入もとれますので、1店舗だけか、どこかの団体トレーナーとして活動するでしょう。でもそれでは充実しませんし「熱く」なれません。まだまだ小さい会社ですが、動機だけは誇りを持っていきたいのです。

今回のこのWBCで「公的思考」を動機に戦った選手達を見て更に自分らの活動動機を確認できたし、価値のある「野球」という競技と選手に敬意を感じます。野球を見せられたというより、「心」を見せられました。ありがとう日本代表!!イチロー!!

近頃、金さえ儲かればよいという会社が世間を騒がせていますが、哀れに見えます。「公的思考」の反対で「私的思考」ですね。経済的なものだけが財産ではないのに。

スポーツをする際に学ぶものは、競技のスキルだけではなく「公的思考」ではなかと思います。ビバ公的!!

PS 今回ちょっと真面目過ぎましたかね・・・??感動したので書きました。ちなみにイチローと僕は同じ誕生日です・・・・プチ自慢!!

兼子