兄小4、私小2、妹1歳半の時でした。
まだ手のかかる妹の世話をどうするか、
父は友人宅へ直接お願いしに行きましたが、
1歳半の子供を好意で面倒みてくれる人はおらず、
結局父の妹である叔母にみてもらう事になり、
兄は父とそのまま一緒に暮らし、
私と妹は叔母の家に転居し、
私は学校も転校することになりました。
新しい学校に全く馴染めなかった私は、
学校で泣いて泣いて泣いて帰るという
苦痛の日々を送っていました。
そんなある日、
週末ということもあって、
兄が叔母の家に来てみんなで一緒に
夕飯を食べていた時のこと。
叔母の家の電話がなりました。
『父が仕事中に倒れて病院に運ばれた』
という連絡でした。
私たちは急いで病院へむかいました。
病院に着くと、
父の職場の人たちが神妙な面持ちで
立っていました。
父と面会する事ができない状態でした。
私は子供ながらに、
父の状態が良くない事を読み取りました。
翌日、父は44歳という若さで亡くなりました。
一緒に住んで居なかったから、
最後にいつ会話したかも
覚えていないくらいでした。
【つづく】
毎週土曜日の朝に更新します
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