(動画で伝える)リアル=実戦の動き②システマについて |  超実戦護身術専門家、河合主水の”護身”ブログ

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ブログやHPでも主張している通り、武術、武道と護身術は別次元である。



だが、何度も言っている通り私自身武道家であり、当然ながら武道を否定するつもりもないし、するわけがない。

ただ、私の頭の中では両者を分けて切り替えているだけである。



そこで、その証明(武道家・武道武術研究家としての)として、私が注目する武術、格闘技を紹介したいと思う。



今回は、「システマ」である。

注目すべきはその呼吸法、独自の脱力技術である。
特に打撃系格闘技を学んでいる者には絶対使える技術がつまっている。

また、ナイフで刺されてから、打撃をくらい肉体に接触してから捌く特異な動き。注目に価する。これはこれで興味深いと思った。

何を隠そう、しっかりと書籍を購入し、研究している私である(笑)。



フルコン空手でもどんな武術でもこれは応用できる。そしてシステマは理にかなっている。
この三点「脱力」「呼吸法」「相手の力の流れを利用する」

通常打撃をボディーに食らう際、瞬間的に脇を締めて体を九の字にし、筋肉を硬直させる、そして同時に息を吐く。断続的な打撃が無いならば即座に脱力を行う。

システマに於いては、この「脱力」にウェイトが置かれている。





打撃系にせよ、熟練者(達人)は、ウェイトをガンガンやる必要も無いし、走りこみを行う必要もない。そう筋肉の収縮と脱力、呼吸法、重心のかけかた、力の流れをコントロールすればたちまち超人のようになる。

これは事実である。要は高齢になってもある程度は徒手格闘で立ち向かう事ができる(当然、状況によるが)、と言うことである。 

勿論、護身体術にも応用がきく。

ただ、私が何度も指摘してるように、こういった体術は、技術の習得が容易ではないし、襲撃者の体格や技術、経験年数、武装の有無、複数か否かにかかってくるから、一概に「これは護身術で使える!」とは言えない。(武道家であり、護身のプロである私の観点から言わせて欲しい)

例えばシステマ対格闘家。以下動画。



対武器、対複数でなくとも、ただの格闘家一人に対しても、実戦ではこのように手間取ってしまう(これはシステマが悪い云々で無くて、どんな格闘技でもこうなるという意味)。

という事は、武道、武術、格闘技=体術一本で「護身として」全てのシチュエーションをカバーするのは常識外れだという事だろう。

しかしながら、システマは武術を習っている者としてはお薦めの「武術バイブル」であるのは間違いない。

一度書籍を購入して、勉強するのもいいだろう。