目覚めると喉がかれていた。
声が出ないのは久しぶりで、これはきっと余計なことを喋り過ぎたのであろう。
午前中はスタジオで、午後からはトモコニイモトとグーちゃんと千鶴が来る予定なのですっと帰宅した。
帰ったらトモコニイモトとグーちゃんはすでに飲んでいた。あたしも少し飲んで来たところだったので、すっとお酒を飲んだ。

二次会の打ち合わせ。
ここに居ないミワを含めた四人の彼女たちは、二次会で演し物をする予定だ。その打ち合わせにあたしん家に集まっていた、ということだった。
そしてやはり飲んでいた。

「そんなん出来へんやんなあグーちゃん、うん、出来へんよね。無理無理無理、ほらグーちゃんも出来へんって」
グーちゃんは「いや、出来るけど…」
「そんなん無理せんときな、出来へんやんなあ、うんそうそう」
人の名前を使っているがあきらかに出来ないと思っている恥ずかしがり屋はトモコニイモトひとりであった。
あたしのアイディアもむなしく、また彼女たちは途方に暮れるている、ようには見えず酒を飲んでいた。

しばらくするとポンコツナースの千鶴がやって来た。
「チヅルちゃんにお土産買って来たよお」
千鶴の手にはコンビニで売っている人間の酒のツマミである魚の缶詰があった。
うちのチヅル(猫)は野良猫じゃないんですけど…、というあたしの声もむなしく自己満足に落ち入っているので千鶴はほっておいた。
なにを言っても無駄である。

そこから居酒屋に行ったり、また戻って来て考えたりで、なんとか彼女たちの演し物は決定した。

誰もが酔っている現場。多くの人が気づかないであろう時間。
そんな一瞬とも言える時間にかける彼女たち。

親心ながらいいかげんに心配になってきた。。。$白波ラインダンス