先日デザイナーのヒロキに電話したら鼻声だった。
寒暖の差が激しいせいか風邪をひいたらしい。
 そういえば地元の友だちこーちゃんも風邪をひいていた。
「なんで知っているの? 」と聞かれたが、フハハハハハ、あたしはなぁんでも知っているのだ。
 確かに寒かったり暖かかったり、と目まぐるしく入れ替わった日々が続いた。
でもあたしは大丈夫、風邪をひかない。
なぜなら答えは単純、プールに通っているからだ。
プールに通っていると、本当に風邪だけにはかからない。
もう何年も風邪らしい風邪になっていない。

しかしそんな完全無敵のプールにも弱点はある。
それは、泳ぎに集中出来ないときがあること。
あたしの通っている大阪島之内のプールは、端から歩く人用、初心者用、中級者用、上級者用、浅いファミリー向け、と分かれている。
あたしは基本ゆっくり泳ぐ質なので、初心者用コースの重鎮だ。
だが、横の歩くコースが難敵。
一生懸命歩いている人たち、いたって真面目だ。
だが、水中の中で見えるのは両手がアホの坂田のような動きをしている。
平泳ぎなどしていると、水面に顔を上げた時は真面目な顔を見、水中に顔をつけるとアホの坂田に、交互に見える。
あたしの真剣でストイックな泳ぎは、またたく間にバランスを崩されてしまう。

風邪をひきにくくなり、笑いも絶えない、それがプール。