引き続き、ウガンダの学校の中ではこんな問題があります。

十代前半で妊娠してしまう生徒が多くいる、と。
この問題は、妊娠によって学業が続けられなくなる、ということです。
せっかくの優秀な人材が、志し半ばにしてドロップアウトしてしまいます。
そして、妊娠したら最後、張本人の男性はどこかへ行ってしまいます。
では、なぜセックスをしてしまうのか。
そのへんは各個人さまざまな理由があると思います。

今回はサンディアの例です。
彼女は優秀な生徒です。
ですが自分はもしかしたら妊娠しているのではないか、という疑念を持っていました。
そういった女生徒がたくさんいます。
もしも妊娠してしまったら、子どもを養わなくてはいけないため、学校を辞めざるをえません。

そんな中、立ち上がった教師がモハメッドでした。
定期的に妊娠しているかどうかを医師に検診してもらう、という制度を取り入れました。
検診というものが安易なセックスの歯止めになるのではないか、と考えたのです。

モハメッドは以前の生徒であるモーリーンのたとえ話を生徒たちに聞かせました。
とても優秀だったモーリーンは妊娠して、退学し、今なにをしているのか。
子どもを養うため、市場でトウモロコシの粉を売っているのです。
モーリーンにも夢がありました。
それはモハメッドのような先生になりたい、という未来です。
出産したら学校に戻る、と言っていたのですが彼女も結局オトコはどこへやら。
自分で子どもを養わなくてはなりません。

サンディアをはじめとする検査を受けた女生徒は、みんな陰性でした。
結局、取り越し苦労だったのかもしれませんが、抑止力も働いたようです。

ですが、なぜサンディアはセックスをしていたのか。
それは文房具を買ってもらうためだったのです。
たかが200円ほどの文房具を。