J.S.バッハのG線上のアリアをアコギで弾いていた。
ミサイルが飛んだ。
 やるやる詐欺の可能性もあった。対応は遺憾の意で終わる事はさすがにないと思う。
 いやなハーモニーになる。断末魔に聞こえた。

花見はあいにくの雨。空を恨んでもさもしくなる。カレーうどんを食べて大阪城公園を後にした。
 ただ春雨に潤った花びらを見れた。

濡れた身体を温めて京橋へ向かった。
ハネル・グラフィックスのヒロキとフグをつつく。安い値段ながら、気持ちがうわずった。
 天六でカメラマンの中島くんと合流する。いつもの三人だ。
いつも通り、バーへ。白い天井は黒くないほどに薄暗い。雰囲気に不釣り合いなあたしは不細工なハーモニーだ。
 なにが出来る?
いつも通りの話から一転、仕事の話になった。
気流に一気に乗ったかのようだ。
東京に行くことに決まった。集合体モクバとしてではなく。
夢があるわけではなく、苦しいから動く。
そして集合体としての名前が必要だ。

タケル xxx.

断末魔を叫んだところでハーモニーの倍音になる。
あたしはそういうのはイヤだな。