城島先生からまた電話があった。先日、飲み会でくだらない話をしあったとこだった。
「ごめんね」
なにごとかと思えば、飲みながら話した中でのことを気にしてくれていた。
その日、先生は名古屋にいた。取材だった。相手は女子バレーの大山加奈選手。400日以上を経て復帰試合に出場した。故障から復帰までの取材をしに名古屋にいた。
あたしは女子バレー好きうんぬんを話したな、そういえば。
「バックパス、もう一枚くれるように言ったけど無理やってん」
次回の試合、大阪で30日に行われる。その試合に先生は取材者としてバックパスをもらえる。それをあたしの分も掛け合ってくれたようだ。
残念だけど、飲みながらのそんな会話を覚えていてくれた。そして、それを気にしてバックパスを取ろうとしてくれた。だから謝りの電話をくれたというわけだった。
あたしはおちゃらけた城島先生の気持ちに浮かれた。
頼んでもなく、ただあたしが好きだという理由で無理を言ってくれた。そして、わざわざ電話をくれた。
嬉しくて、恥ずかしくなった。
西日本の新聞記者佐竹先生が言っていた言葉のまんまの行動する。でもその言葉は、あたしたち人生の後輩に投げた言葉だ。人生の先輩にこうされるとなんだか、かなわないな~という気持ちだ。
色んな人がいるな、あらためて。飲み会の時、さらにこう思った。
それはなにもいい意味だけではなかった。ま、だいたいこういう言葉を濁すような表現はたいがいマイナス側の話だ。それはただ単に「やはり合わない」ということも含まれる。合わなければ接さなければいいだけなので、難しい話ではないと思う。
ただこういう細かいことを考えていた自分に城島先生の行動、言葉がガツンときた。
あたしに出来ることを探す。以前、先生の代表作『ピンポンさん』を東京の芸能関係との付き合いのある人間に贈った。だが、今のところ答えはない。これではなにもしていないのと同じだ。
間違っている。答えが出ないことをやっても、人のためだと思ってやっても、これでは駄目だ。
他人が自分なんかのために、なにかをやってくれるというのは思いもよらなかった。
それも駄目だ。
期待するわけではなく、可能性を考えておかなくてはならない。
もっと、ありがたい人のために、ガンバらなくてはならないものだと思った。
城島先生の『ピンポンさん』の英語版が出版されることが決定したらしい。これはあたしにとっても嬉しいニュースで、まだまだ可能性のある書籍として世間に評価されていることだ。
これもある意味、他人が思いもしていないところで動いた結果だろう。先生の見えないところで、見えない人が動いているからだ。
先人の言葉は決して軽くないんだな。
※現在、本屋に並んでいる講談社の『トヨタ・ショック』にも城島先生が原稿を手がけています。日本の今を象徴する世事、ぜひチェックしてください。
※女子バレーはプレミアリーグで3月20日、13時より大阪市中央体育館で行われます。大山加奈選手や荒木絵理香選手、そして木村沙織選手が所属する東レ・アローズと栗原恵選手が所属するパイオニア・レッドウイングスの試合です。
「ごめんね」
なにごとかと思えば、飲みながら話した中でのことを気にしてくれていた。
その日、先生は名古屋にいた。取材だった。相手は女子バレーの大山加奈選手。400日以上を経て復帰試合に出場した。故障から復帰までの取材をしに名古屋にいた。
あたしは女子バレー好きうんぬんを話したな、そういえば。
「バックパス、もう一枚くれるように言ったけど無理やってん」
次回の試合、大阪で30日に行われる。その試合に先生は取材者としてバックパスをもらえる。それをあたしの分も掛け合ってくれたようだ。
残念だけど、飲みながらのそんな会話を覚えていてくれた。そして、それを気にしてバックパスを取ろうとしてくれた。だから謝りの電話をくれたというわけだった。
あたしはおちゃらけた城島先生の気持ちに浮かれた。
頼んでもなく、ただあたしが好きだという理由で無理を言ってくれた。そして、わざわざ電話をくれた。
嬉しくて、恥ずかしくなった。
西日本の新聞記者佐竹先生が言っていた言葉のまんまの行動する。でもその言葉は、あたしたち人生の後輩に投げた言葉だ。人生の先輩にこうされるとなんだか、かなわないな~という気持ちだ。
色んな人がいるな、あらためて。飲み会の時、さらにこう思った。
それはなにもいい意味だけではなかった。ま、だいたいこういう言葉を濁すような表現はたいがいマイナス側の話だ。それはただ単に「やはり合わない」ということも含まれる。合わなければ接さなければいいだけなので、難しい話ではないと思う。
ただこういう細かいことを考えていた自分に城島先生の行動、言葉がガツンときた。
あたしに出来ることを探す。以前、先生の代表作『ピンポンさん』を東京の芸能関係との付き合いのある人間に贈った。だが、今のところ答えはない。これではなにもしていないのと同じだ。
間違っている。答えが出ないことをやっても、人のためだと思ってやっても、これでは駄目だ。
他人が自分なんかのために、なにかをやってくれるというのは思いもよらなかった。
それも駄目だ。
期待するわけではなく、可能性を考えておかなくてはならない。
もっと、ありがたい人のために、ガンバらなくてはならないものだと思った。
城島先生の『ピンポンさん』の英語版が出版されることが決定したらしい。これはあたしにとっても嬉しいニュースで、まだまだ可能性のある書籍として世間に評価されていることだ。
これもある意味、他人が思いもしていないところで動いた結果だろう。先生の見えないところで、見えない人が動いているからだ。
先人の言葉は決して軽くないんだな。
※現在、本屋に並んでいる講談社の『トヨタ・ショック』にも城島先生が原稿を手がけています。日本の今を象徴する世事、ぜひチェックしてください。
※女子バレーはプレミアリーグで3月20日、13時より大阪市中央体育館で行われます。大山加奈選手や荒木絵理香選手、そして木村沙織選手が所属する東レ・アローズと栗原恵選手が所属するパイオニア・レッドウイングスの試合です。