じゃあ、あたしはどうなんだ。寝坊した雨の朝、考えてみる。
勤め人ではないあたしが寝坊。どこかに行かなくていけないわけではない。決めた時間に起きれなかったのだ。決めたのは自分だ。なにか罰や処分があるわけではないが、そういうリスクがないから起きられなかったのだろうか。逆にリスクがあるから、あたしは決めたことを守るのだろうか。では、自分自身で決めることは折り曲げて考えれば意味のないことなんだろうか。
 
 外れたものには外れたものの、ルールがあると思う。それは社会的なものではない。独裁的な、個人だけによるものだ。他人に押しつけたり、こちらのルールで他人を計るものでもない。
 
 雨空の暗さがよりいっそう元気を増している。だが、雨はもう音を立てていない。