朝まぶしくて目が覚める。
見えないのは暗くではなくて、まぶしくて。チカチカするので目を閉じてもおんなじだ。
プールを出た。歩いてたら汗も出た。喉が乾いたからカンチューハイを飲む。 500ミリがあっという間に消えた。
久しぶりに道端でぼーっとしている。ぼーっとしているだけあって、なにも考えていない。
考えてる風で学校をさぼっている。浅い石段の下から風がくる。ぬるいが案外心地いい。
考えて飲むよりいい。
普段、なにも考えないでいるのって難しい。酒に頼らなくてはならないのが恥ずかしいが、気が楽には敵わない。
悩みってあるのかな。 あたしは本気で悩んだことがない。
自慢ではなく、馬鹿なんだなぁって思う。
もう少しぐらい悩んだほうがいいのかしら。 でもなーんにも変わらん。 それはたぶん、人生を大層に考えることが出来ないんだろう。

正直、目が見えなくなった朝も悩まなかった。
今は手ぶらだと思う。なにも持たない。
地下の水の音だけが聞こえる。