こんにちは。初めまして。

あぁ こんにちは。

今年一年振り返っていかがですか

何の?プライベート 仕事 趣味 音楽 社会?

 すみません 音楽、バンド活動ですね。

あぁそのことね。まあ満足のいく一年ではなかったよ。

  何故ですか

100%ではない、ということさ。

  それは難しいのでは?

難しいかどうかはたいした問題じゃない。自分たちのことだからね。

  メンバーも目指すことが個々違うのですか

それは当たり前の話さ。違う意思とともに存在していくのだからね。
かいつまんでいくけど、まずはライブ本数が足りない。これは決定的だね。

  スケジュールが合わなかったというわけですね

そう言ってしまえばそれだけさ。要は原因さ。各々がなぜ、ってことなんだ。

  なるほど

この話題はここまでだな。君に言っても正しく理解しなさそうだし第一、僕は口べただからね。
本質の話をしよう。
僕は曲を創っているね。仙人のように籠り、仏陀のように一つの事柄を追求していく。
最近また、というか久しぶりに声が聞こえるようになったんだ。

  声・・・ですか

君たちの思っているそれとは違う性質のものだよ。言葉も音階も聞こえている、ときにはメロディがはっきりと。それを形に、要は聞こえない人に聞こえる形に変えることができないんだよ。

  精神的な、例えば仕事であるとか

それはあるだろうね。僕の仕事の性質はまったくことなるものだからね。逆と言ってもいい。

  そうですね

創れるんだよ、曲なんか。でも創作的に偏っている。気に入っているものもある。だけど僕の本質とは異なるし、奇跡的にできているものばかりさ。

  それはそれですばらしいのでは?

そういう解釈もあるだろうね。確かに満足いっている部分もある。
だけど満足していない部分が圧倒的なのさ。政治みたいなもんだ。

しばらくは愛だ、平和だの御託は並べないつもりさ。僕はそこまで悟れてるわけじゃないからね。
そいういことをするようになってから何かが死んでいたのさ、僕のなかで。

  それが例の声が形にできなくなった・・・

ビンゴ!それをやっと分かったのさ。自分自身を見失っていたのさ。きれいごとを並べすぎて。本当にうまくできてるものさ、人間は。何かができれば何かができなくなる。実際、不器用なものさ。
キーワードは「保守的に突っかかっていた。そういうことさ。