プール帰り古ぼけた居酒屋にきた
湯豆腐と焼酎を頂く。
何年ぐらいたってるんやろ この建物。くだ らないこと考えてると横のサラリーマンが喧々囂々とクダまいてる。
最初、うざいなぁと思ってたが無視して呑んでいた。
ハッと気がつけば五月蠅いのに気にならなくなっていた。ギャーギャー言っているのだが何を言ってるか残らない。
香港を思い出した。
行きずりで入ったバー。物凄くうるさい。それもそのはずプラスチックのコップを皆がもって話のあいずちにカンカン鳴らすのだ。
あたしは今香港、いや見知らぬ土地にいるとさえ錯覚した。騒音だが理解出来ない言葉はさほど耳障りではない。
この古ぼけた店で時間を味わっている。それだけなんだ。
ふと梶本の檸檬がまた甦った。古本屋ではないが ここは。愛しい古びた似た感覚。
店員、客、みな古ぼけている。
そうか、あたしは檸檬だ。
主人公じゃなくいたずらな心で置かれた檸檬そのものなんだ。古びた店に鮮やかな、浮いている不可思議な存在。
もし、また生まれ変わるなら檸檬がいい。
湯豆腐と焼酎を頂く。
何年ぐらいたってるんやろ この建物。くだ らないこと考えてると横のサラリーマンが喧々囂々とクダまいてる。
最初、うざいなぁと思ってたが無視して呑んでいた。
ハッと気がつけば五月蠅いのに気にならなくなっていた。ギャーギャー言っているのだが何を言ってるか残らない。
香港を思い出した。
行きずりで入ったバー。物凄くうるさい。それもそのはずプラスチックのコップを皆がもって話のあいずちにカンカン鳴らすのだ。
あたしは今香港、いや見知らぬ土地にいるとさえ錯覚した。騒音だが理解出来ない言葉はさほど耳障りではない。
この古ぼけた店で時間を味わっている。それだけなんだ。
ふと梶本の檸檬がまた甦った。古本屋ではないが ここは。愛しい古びた似た感覚。
店員、客、みな古ぼけている。
そうか、あたしは檸檬だ。
主人公じゃなくいたずらな心で置かれた檸檬そのものなんだ。古びた店に鮮やかな、浮いている不可思議な存在。
もし、また生まれ変わるなら檸檬がいい。