最近アメブロご無沙汰してたので、うっかりその後の自転車屋さんの事を書くのを忘れてました。

十時間に及ぶ頭蓋骨切開による手術の後、無事回復した自転車屋さんのおじさんから電話ありました。

なんともう再びお店に出ていて、頼んでおいたペットボトルロケットの発射台を二台も完成させていました。

手足の麻痺はまだ残っているみたいでしたが、動かない手でリハビリとしてがんばっていたみたいです。

暖かくなったら…
春が楽しみだなー。
僕が住んでいるのは都心から離れた所謂ベッドタウン。何もなかった雑木林を宅地分譲してできた新興住宅街です。

小学生の頃引っ越して仲間と自転車であたりをブラブラしてた頃には街の周りには森や田んぼもまだあり、近くの商店街も賑やかでした。

その頃から僕も妹も母も自転車パンクしたり買い換えたりしてた自転車屋のおじさん。

夏にはイベントなどでペットボトルロケットのためにコンプレッサー出してくれたりお世話になりました。

現在は商店街はというと街全体が高齢化し、購買力がなくなり、シャッターを閉めた店も多く、開いているのは数件です。スーパーもコンビニや駅近の数件に客を取られなくなりました。

昨夜久しぶりに彼からの携帯が鳴りました。出たのは娘さんでした。

「父が入院しまして…」

前に頭をぶつけて膿がたまって炎症が広がり生死をさまよったなんて話を聞いてましたが、今回はまたぶり返してしまったとの事。

それで今日の夕方から久しぶりに会いに病院へ見舞いに行きました。

僕は運悪く腰を悪くしていたのですが仕事でお付き合いのある方が送って下さいました。

奥さんが居て三人でチョコ食べながらしばらく話しました。

コンプレッサーは重いので軽量のポンプを開発したいとか、完成したペットボトルロケットの発車台の事など話してくれました。

九州男児。彼の人柄で仕事が終わると彼の店には自転車好き、定年退職した校長先生、自治会関係やそのOBなどが集い酒を交わしていました。僕も何度かお邪魔してました。

頭のこぶが前より少し膨らんでいて右手右足は麻痺してしまい明日は手術。頭蓋骨を切開し金属製のフレームを交換する十時間にわたる大手術だそうです。

「悪いとこサッパリ取ってもらって、正月には近所の子どもたちとペットボトル大会やろうね!約束だからね!」

そう言って彼と握手して病院を後にしました。
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今夜はバイオリニスト石川寛子さんが出演する「習志野BRAND演奏会」におじゃましました。
http://goo.gl/q21lH

習志野BRAND演奏会とは、「習志野から音文化を発信しよう!」というかけ声のもと、習志野第一病院とレストラン「キャラバンサライ」、そしてTokyoBayミュージシャンズクラブが共催する「生きた音楽を身近なものにするための音楽会」です。

会場はカジュアルなレストラン。表からみるより中はずっと広く、パーティションで区切られたいくつかの部屋は食事を楽しむお客さん達で賑わっていました。

お食事の広間に案内されワインや料理を楽しんで、ちょっとほろ酔いになったところで演奏ための特別な部屋へ。

何度か聴いた石川寛子さんのファミリー向けの親しみやすい構成のコンサートや、ルーテル市ヶ谷で聴いたフランス近代をテーマにした鋭角で抽象的で前衛的な想念の演奏はどれも素晴らしかったのですが、前からお誘いを受けていたタンゴのユニットの演奏はなかなか都合がつかず今回が初めて。

果たして「生きた音楽」ってなんだろうな?と思っていました。

一曲目のジュピターから始まってPor una Cabezaあたりまでは正直なんだかこの意味がわからなかった。演奏はもちろん素晴らしいんですが。おなじみの曲を楽しみました。

NOCTURNA あたりからじわじわと。

これかあ!

タンゴって社交ダンスとかで使われてるゆるいイメージしかなかったのですが、違ってました。

弓を弾き全身で演奏をする石川寛子さん。そこに居るのは二児の母ではなく、また子ども向けの演奏をする優しい目をした演奏家でもなく、抽象的な技巧をなんなくこなすトップバイオリニストでもなく、(彼女の場合すべて当てはまるのですが)一人の女性だったのです。生きてく上で感じる情念とか哀愁とか、もっともっと生のもの、そんなものがダイレクトにほとばしってくる演奏でした。

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さてさてタンゴの世界をより魅力的に盛り上げてくれるのがバンドネオンというオルガンに近い減衰しない透明な音色の楽器。今じゃコレを作れる人は日本に二人しかいないという貴重な楽器です。秦野貴幸さんは自分で作ろうと試みている最中だそうです。ところが非常にこれがクセのある楽器と言うか、鍵盤にあたる左右のボタンは材料もミルクから作ったり、運指も不可思議な配列で特別です。アコーディオンとは全く別の進化を遂げたのです。呼吸するみたいな表現もあり、本当に不思議な楽器です。

ピアノの 長谷川芙佐子さんも加わり三人が織りなすアウト・オブ・スタンダードなタンゴの深層へとぐいぐいと吸い込まれて行きました。

タンゴに詳しい人にとってはこれがスタンダードなのかもしれないけどね。

昨日はリベルテのマンドリンアンサンブルで数が織りなす不思議やすごさを味わいました。今夜は石川寛子さんのタンゴのバイオリンを聴いて「女の情念」のすごさを感じました。共通しているのは『アウト・オブ・スタンダード』

今僕たちにもっとも必要とされているのは「あたりまえと思われているのものから一歩踏み出す力」なのかもしれません。

発露と探求。

音楽の世界では多くの個々の演奏家や作曲家、編曲家達が絶えずこのような探求を行っているようです。言い換えればそれは現代に生きる我々が「今の時代においてより居心地の良い場所や方法を見つけて身につけること」に他なりません。

11.11.24
石川寛子(ヴァイオリン) 長谷川芙佐子(ピアノ) & 秦野貴幸(バンドネオン)
in キャラバンサライ

プログラム

(お食事タイム)

ジュピター
月の光
ラプソディー・イン・ブルー
ポル・ウナ・カベーサ
ノクトゥルナ
私の隠れ家
コラソン・デ・オーロ(黄金の心)
ラ・クンバルシータ

(休憩:お食事タイム)

チャルダーシュ
タイスの瞑想曲
想いの届く日
オプリビオン
デカシリモ
天使のミロンガ
ミロンタンゴ
ブエノスアイレスの冬

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