入院1日目
朝一で、役所へ転居届けを出しに行き、国保への加入も済ませ、予約している病院へ。
病院着いていきなりアクシデント。
マイナカードを読み取り機に翳しても、照合できる筈の国保が紐付けされてない。
病院側に事情を説明し、役所の方にも連絡を取り、マイナカードへの反映にはタイムラグがあると言うことを知った。
しかも2週間も…。
マイナカードには反映されていなかったが、役所の方で国保の証明書は頂いていたので、
全額負担にはならずに対応してもらえた。
マイナカードがあれば問題ないと勝手に思っていただけに、良い経験にはなった。
透析になると、障害者手帳を作る手続きもしなければならない。
手帳の出来上がりに90日程掛かり、発行されるまでは、障害者扱いにならないので、先手先手で調べて準備をしていたのだが、
病院の受付をしてみると、手続きに足りない資料が発覚。
また、マイナカードに国保の紐付けがまだなので、入院にあたって高額医療の証明書が必要となり、役所へとんぼ返りしなければならなくなり、俺1人で来ていたら、本当にアウトだったと思う。
同席してくれた姉に全部対応を任せてしまった為(頭はずっとボーッとしてるし、数歩歩けば息切れするしで、なにも出来ない状態だったので)本当に姉には感謝しかない。
内科の病棟へ移動し担当医の受診をする。
担当医の最初の一言。
『頂いた紹介状の数値の時点で、入院ですよ普通。
まだ検査してないですけど、即入院で考えて下さい。
よく心臓が止まらなかったとしか言えないです。
透析も今日から始めると思って下さい。』
だった。
事務的に人工透析の導入への同意書が手渡され、即決を求められる。
覚悟はしていたが、矢継ぎ早に詰め寄られると恐怖の方が先行してしまい、ついサインを渋ってしまうのだが、医者側も緊急性なのか多少ピリついていたので、もう、年貢の納め時なんだと、同意書にサインをして、入院の為の一通りの検査を始める。
コロナ検査
血液検査
胸部レントゲン
Ctスキャン
心電図
検査も一段落し、待合室で待機となったところで、姉が役所へ必要な資料を受け取りに席を外す。
1人待合室で待っていると、看護師さんが近寄ってきて
「病室行くけど…あれ?お姉さんは?」
受付の方でのトラブルの説明をし、今外している事を伝え、一旦姉が戻ってくるのを待って貰う。
だが、治療側も進行しているわけで…。
俺1人の為に、病院全体の流れを乱すことも出来る訳もなく、看護師のピリッとした言葉の雰囲気から、これ以上待って貰うのは難しそうだったので、看護師さんの指示に従う。
「病室と言ってましたが、透析をスタートさせなくてはならないので、直接透析室に行きます。」
との事。
腎臓が悪いと言われてから2年半、拒否し続けてきた人工透析が、とうとう始まってしまうのか。
これから一生付き合った行かなくてはならなく、拘束されることも多くなる。そう考えただけで、気持ちはゲンナリであるが看護師さんに道を促され、後を着いていく。
併設してる透析センターへ行き、体重を量る。
2カ月前の体重から、10キロ重かった。
ベッドに案内され、左腕のシャントの具合を入念に確認され太い針を2本指す。
看護師さんの
「太い針を刺すので、とても痛いと思いますが、頑張って」
と言う言葉に身構えてしまう。
確かに従来の検査等で刺される注射よりは痛みが強かったが、思っていた程ではなかったので、少し身体の力が抜けた。
時間にして3時間、血液の濾過と、水分は2.6リットルの水分の排出。
少し動くだけでも、息切れしていたのが、
徐々に落ち着いて、思考にモヤ掛かっていたのも、やはりこちらも晴れてスッキリしてくる。
終わってみて、看護師さんが言う倦怠感や体調不良には、今回はならなかったようだ。
各日で一生掛けて治療をしていかなければならない内の、一回が良かっただけ油断は許されない。
ウジウジなんてしていられない。今までの生活は捨てなくちゃなぁ。
この状態からの自立を考えないと…。
体調が和らいでいるせいか、久しぶりに食事が美味しく感じる事ができた。