ハンディキャップから見えるもの

ハンディキャップから見えるもの

齢51歳、独身。

重度の腎不全により人工透析を開始せざるをえなくなった。

闘病の備忘録。

入院18日目

消灯後日付けが変わり、トイレに起きると、左ケツは痛いが何とか我慢できる程度。腰がそこそこ重い。
なのでトイレの後、カーテンに囲まれた深夜ベットで
股関節ストレッチ
大腿筋のストレッチ
背中のストレッチ
首のストレッチを敢行。
終了後ベッドに横になった時、スッキリしてたのでまた寝付けそうだ。

いつも定時より早目に配膳される朝飯が、本日は30分程遅く、またそんな時に限って空腹が強めだった為、堪え待つのだがハードな状態だった。

午前のリハビリ
マッサージ
股関節のストレッチ
歩行で廊下を2往復
ケツを左右に振るメニューが、腰の付け根の筋肉が硬くなっていて、痛みでしかなかった。
その箇所を解すには立位で身体を横に倒す。脇に意識が行きがちだが腰の左右部分にも効いているので、意識をする。

ベットに戻り、痛みの部分が硬くて凝っているのでもみ解し終了。

午後のリハビリ
約1キロの歩行
ベットに戻り腰のマッサージ
ボールを膝に挟んで腿の内側の筋トレ
膝を左右にツイストして、腹斜筋トレ
腰を上げて、ケツ筋トレ
片足ずつ足踏み足上げ
両足一緒に足上げの腹筋

そして、リハビリ室まで行って、二日目に行ったテストをやる。
椅子に座った上体から両足を付けて直立できるか。
左足親指と右足踵を付けて直立できるか。
左足の前に右足を出し一直線にして直立を10秒(左右両方)。
椅子から立つ、座るを5回連続のタイム
4メートル歩行のタイム2回。
これにて、今回入院でのリハビリが終了となる。

リハビリ技師さん達には感謝しかない。退屈になりがちな入院生活から、回避されてくれた。
本当にありがとうございました。

ここからは、自己責任で身体の回復を考えて、リハビリのメニューを実行していかないとならない。

リハビリ室からの帰り、透析室に立ち寄り、通院での透析のオリエンテーションを受ける。
通院での決まり事、そしてこの病院は緊急性を受け入れる病院であるので、透析の数値が安定したなら、転院しなければならないということ。

何事もやり始めるまでは、不安感出てしまうので、とにかく先ずはやってみる。の気持ちでいようと思う。

血圧が高めなので、降圧剤の量が増えると主治医より報告ある。






入院17日目

消灯後日付けが変わり、トイレに起きると左ケツの痛みが強い。

6時前、本日は胃カメラ検査があるため、早々に朝の薬を飲むよう言われ、また事前に血液検査が必要らしく血が抜かれる。

朝食は抜きなので、まったりと時間を過ごす。

9時が過ぎ、看護師さんに検査着に着替えるよう指示があり、着替えている間に呼ばれたので行きましょうと声が掛かり、いきなりバタバタモード。



先週の大腸内視鏡の検査の時は、下剤を飲んで下剤が思いの外しんどくて、恐怖や不安を感じる余裕があまり無かったのだが、今回は素の状態で検査室まで運ばれるので、気持ちが恐怖と不安でいっぱいで、ソワソワして落ち着かない。


検査室に到着し、消泡剤を飲んで喉の麻酔をスプレーして、横になって待機。
担当の先生がいらっしゃり、諸々説明を受けていざ、胃カメラを飲む。

喉から食道の辺りに入っていく時が一番苦しかった。呼吸が出来ないのではないのかという不安はあったが、辛うじてパニクらない程度には呼吸が出来たのと、口に咥えていたホルダーを噛む事で身体は力まずに、苦しさや、痛みに堪えることが出来た。


空気で胃を膨らまし撮影するのだが、口はホルダーで開いているので、耐えきれずゲップが止めどなく出てしまう。

ゲップを我慢して下さいと注意を頂くが、堪えようがなく悪戦苦闘。


結果は、癌等の緊急性はなく胃が多少荒れているとの事でした。

後、ピロリ菌があるかもとの事でした。


検査の時間としてはとてもスムーズにいったらしく、病室に帰る際、付き添いの看護師さんに「検査速かったですね」と一言頂く。


病室戻ってみたら、昨日は俺1人の個室状態だったのが、もう新しい入院患者さんが各ベッドに入られてて、個室状態は終了。


ベッドで休んでいたら担当医が来てくださり、ピロリ菌の疑いがあるので、今後で血液検査して、あれば治療になると思うとの事。

とは言え、大きな問題は無いとの事なので、2日後退院が決定。


タイムスケジュール的には、午前に透析になりそうで、ベッドの引き渡し関係があるから、病室を朝方出るか、昼頃追い出されるかは看護師さんに聞いてみてとのことだった。


元来、予定があると遅れてはいけない。

粗相があってはいけないと、予定決行までズットソワソワしてしまう質な為、ベッドで横になっていてもソワソワしてると、

病院の事務員さんがいらっしゃり、9月分の入院費の請求書を手渡された。


立った2日でなかなかの金額。

…となると、10月は17日分になるので、なかなか良い金額になりそうで苦笑いになる。


まだまだ落ち着かせてはくれないようだ。

本当にもうそろそろ蓄えがなくなりそうだ。

透析中、2日後の退院に向けて、通院するのでオリエンテーションを受けて下さいとの事でした。また、通院での透析の時間帯も教えて頂き、午前はどうしても込み合っているので、新参者は自ずと午後に割り振られる。

退院の日も透析なのだが、退院と言うことで事務処理等もあるので、特別に午前の透析にしていただきました。

ありがたい。

感謝しかありません。本当に感謝祭です。


透析が終わり、病室で休んでいると看護師さんが、退院の際の流れと決定稿のタイムスケジュールを伝えに来てくれた。


後、血液をサラサラにする薬が効きすぎているとの事で量を減らしますと主治医からの報告。


本格的に退院が決まり安堵すると共に、今度は姉と怒涛のスケジュール擦り合わせ。


何とか無事迎えに来て貰えそうだ。






入院16日目

消灯後日付けが変わり、トイレに起きる。
左ケツの痛みが強い。

ベッドに戻り、夜中ではあるがリハビリメニューの爪先上げと、踵上げをやる。
爪先上げが、なかなかふくらはぎに効いて心地が良い。

朝の検診、顔の浮腫が気になる。

朝飯食ってベッドで休んでいる際、
突然近い場所から挨拶が聞こえる。
ビクリとして、声の方を振り向くと、仕切られたカーテン内に入り込んで、ベッドの横にオジさんがテレビカードを見せながら立っていた。

唐突な状況に、恐る恐る話を聞いてみると、本日退院で度数の残ったテレビカードを持て余しているので貰って欲しいとの事だった。
親切心しかないのは解っているのだが、パーソナルスペース侵されてビビってしまっているので、間髪入れず拒否する事しか出来なかった。

オジさんには俺は印象悪く映っただろうなぁ…。

本日は透析がないので、午前午後に分かれて1コマづつのリハビリ。
午前のリハビリ
腰のマッサージ
股関節のストレッチ(椅子に座って)
歩行今日は2.5往復(2回休憩有)
股関節のストレッチ(椅子に座って)
股関節のストレッチ(壁に手をついて)

リハビリの歩行から戻ると、2人退院されてベッドメイクまでされていた。

午後のリハビリ
左ケツのマッサージ
股関節のストレッチ
膝にボールをはさみ、脚の内側の筋トレ
膝を左右に倒し、脇腹の筋トレ
ケツを上げての筋トレ
横になったまま、片足ずつ足上げ
横になったまま、両足の足上げ
フロアに移動して、
踵上げ
スクワット
脚を広げてのスクワット
サイドステップ
左足を横に上げる→これが、どうも立つ姿勢が飲み込めない。難しい。

午後のリハビリは、ちょっとボーッとしてしまい、気が散漫になっていて集中が出来なかった。

退院が近づいてきて、当面の掲げている目標が、10分歩くことが出来るようになる事。

透析で通院がバスでの移動になるので、最寄りのバス停が自宅から10分の距離。
リハビリ師さんにその事を伝えると、リハビリ最終日に距離感を掴むため歩いてみまか?との事だった。

リハビリも残り少ないのだから、1回1回を集中して、自宅に戻っても出来る様にちゃんとコツを掴まないと。

午後になり1人退院。
4人部屋だったので俺1人の個室状態になる。

病室でイヤホン外して、スマホで音楽聴く贅沢で背徳感いっぱいな体験をした。







入院15日目

消灯後、日付けが変わりトイレに起きる。

腰全体が重く感じるが、水枕のおかげで熱によるダルさは緩和されている。

本日2025/10/13は祝日の為、基本リハビリは休みなるのだが、担当のリハビリ師さんが気を利かせてくれて、祝日に出勤しているリハビリ師さんに頼んでくれたらしく、午前に1コマやることになった。

廊下を1往復歩行して、椅子に座った状態で
爪先上げ
踵上げ
太もも上げ
両腕を前から上に上げる
両腕を横から上に上げる
両腕を肩まで上げて前から後ろに引っ張る
両腕を横から上に上げる運動は、肩の三角筋に効いて声を漏らしてしまう。
そしてまた、廊下を1往復の歩行で終了。

退院後に通院の為に交通手段でバスを利用する為、そのバス停までが徒歩10分の距離なので、そこに対応出来る身体作りをしなくてはならない。

廊下1往復で息切れしている現状に、退院までに身体が出来上がるのか、焦りが生じてしまう。

昼の時間に、姉との退院関連での擦り合わせ。

午後に透析。
本日の除水は1200gで、体重は82キロに。
透析中に担当医さんの往診で、血液検査の数値的に除水はまだまだしなくてはならないと、今後の透析での流れを教えて貰う。

また、金曜日の退院とは言っているが、透析と退院のバッティングについてのタイムスケジュールが知りたいと、いろいろ看護師さんたちにアプローチしたのだが、水曜日の胃カメラの結果次第で、変わってしまうので、色々明確な返答が頂けない。

まぁ、軽はずみに言えない立場なのは解ってるのだが、知らないという不安は膨張しやすいので、モヤモヤが募って仕方がない。









入院14日目


消灯し日付けが変わり、トイレに起きる。

水枕で頭を冷やして心地が良いのだが、リハビリで追い込んだ下腹部周辺が、疼いてとても痛い。アイシングと思い水枕を太股に挟んで再度就寝。

午前3時頃トイレに起きると、やたら身体が軽い感じ、自身の身体が重くダルかったことに初めて気づく。

また、疼く痛みも緩和されている。

ってことは…熱の原因は、リハビリの筋トレ追い込みで、身体に熱が籠ってしまっていたってことになる。

ってことは…基礎代謝も上がり消費も大きくなっているのかもしれない。

確かに、3.4日前から3食食べてるが空腹状態になってしまうので、水を多めに飲んで空腹を誤魔化してはいた。

早朝の検診では、無事体温は36.6と平熱にまで下がっていた。

水枕の効果を改めて知る。

喉元過ぎればなんとやらで、体調が回復したのだからちょっとだけ、ちょっとだけと
ベッドに腰掛け足上げしたり、
足上げ腹筋してみたり、
股関節と太股のストレッチを行う。

その結果、晩飯前の検診で、37.2とまた熱が上がり、水枕をお借りして熱を冷ます為に安静。

晩飯後の検診では、36.8と平熱にまで下がっていたが、月曜日からまたリハビリが入るので、用心のために水枕をお借りして就寝。

体内の熱が逃げなくなってるなぁ。