さて、前編の続きですが、介護職が今、国レベルで必要とされているのにも関わらず、なぜ人材不足の売り手市場であるのか?
いきなり私の答えですが、報道等による、情報発信の結果だと思います。
過酷な労働に安い賃金・・・みたいな、何を目的としているのか良く分からない報道を一時期、ひっきりなしに目にしました。
私は、一般企業経験と介護職現場の経験もありますが、正直、質は違えど、どちらも仕事は厳しく大変と思います。
特別、介護職だけ仕事が大変とは思いません。何が、一番大変かと言うと、恒常的な人材不足で、負担が回ってくることです。つまり負のスパイラルで、ある意味、医療現場もそうなのかも知れません。
人が職業を判断するにあたって、その時期の漫画やドラマの影響などで、行政書士や銀行の応募者が左右されたなんて事を耳にしたことがあるけど、最も重要なのは、半年後に自分が死ぬとして、報酬抜きで何をしたいか?が、やりがいに繋がるのですよね?
どんな仕事も考えようだと思いますが、介護の仕事は、介護を必要としている人を世話する人って捉えているようでは、違うと思うが、一方で、そう考えている介護職も実際少なくないと思う。
介護の仕事は、何かしらの介護が必要な人においても、やりがいを持って、自分らしく生きていけるよう、関係を構築し、力を引き出す仕事です。また、時には、力が出せない時に寄り添う仕事です。最終的に人間力が問われる仕事です。
情報発信は、時に先入観・イメージを作ってしまい、人は、そのイメージで行動を起こしてしまうことを考えると、情報の発信方法によっては、社会的な損失、利益にまで影響を与えかねないと思います。
