軸先をつくるところを動画に収めてみました。
私は以前、書道用具の販売会社に勤めていました。
その時、表装をする部署にもいましたが、軸先を機械でつける方法も知っています。
この動画は3分に収めましたが、実際軸先つけの制作に掛かっている時間はだいたい30分
くらいです。
機械でやれば、1分くらいで終わる作業です。
効率を考えれば圧倒的に、機械でやる方がいい。
だから、故に手でつくる表具業界は低迷し続けているのかもしれません。
私は機械でつくる掛け軸の方法を知っています。
また、伝統表具の勉強をして表装技能士の認定を受けました。
機械でつくるいいところ、伝統表具でつくるいいところをうまく組み合わせて新しいモノができないか考えています。
機械で表装する人はたいてい、伝統表具の存在を知っていますが、興味はあまりありません。
伝統表具で仕立てる職人の方々は機械で作る掛け軸を馬鹿にして、嫌煙します。
だけど、それぞれにない、いいところがあります。
伝統表具と機械表具の組み合わせた新しい掛け軸も皆さんにご紹介していこうと思います。