わたしはたくさん泣いた
そのうちナースステーションからでてきた看護婦さんがマキちゃんに交代するようにいって、わたしはナースステーションの中に連れて行かれた
🧑⚕️「どうしたの?」
🧑⚕️「おうちに帰りたくなった?」
🧑⚕️「何か誰かにいわれたの?」
かわるがわる看護婦さんがきて話しかけられたけど
わたしは誰にも答えなかった
だって、ほったらかしにして不安にさせたのは看護婦さんたち…
そのうち、またナースステーションの外ががやがやしだして5時の放送がなった
夜ご飯は5時半からで、普通の夜ご飯よりだいぶ早い時間だ
看護婦さんのひとりが
🧑⚕️「昼は用意したけど夜はご飯のときの決まりとか教えるね、一緒にいこう」
と声をかけてくれた
最初からそうゆうふうにしてくれてれば不安にならなかったのに…
って思ったけど黙ってついていくことにした
病院の夜ご飯はまるで学校給食みたいだった
ずらっと並べた机に、一皿ずつおかずやご飯の入ったお茶碗がならんでいる
それをお盆をもって給食みたいにひとつずつとっていく
汁とお茶だけはみんな席についたころに看護婦さんが配る決まりだった
わたしも看護婦さんに連れられて、お盆をもって列に並ぶ
最初にご飯
その次に今日のおかず、ミートボールとポテトが載ったお皿
その次に野菜炒めの入った小皿
空っぽのお茶用の湯呑み
座る席はどこでもいいけど、一つのテーブルに6人以上はダメらしい…
わたしが座る場所を迷っていると、看護婦さんが手招きして進めてくれた
そのテーブルにはすらっとした高校生くらいの女の子が座っていた
🧑⚕️「エマちゃん、ミィさんが隣にきてもいいかな?今日から入院なの。初めてで分からないコトばっかりと思うから色々教えてあげてね?」
エマちゃんはこくんと頷いた
静かそうな子だ
でも落ち着いていて、しっかりしてそう…それがエマちゃんの第一印象だった
エマちゃんの隣に座ってだまっていると、味噌汁が運ばれてきた
それと、お昼と同じように大きなヤカンをもった看護婦さんがお茶をいれに回ってくる
昼ご飯は途中参加だったからきづかなかったけど、食べる前に点呼があった
名簿をもった看護婦さんが名前を確認しに来て、確認したらお箸を渡してくれた
「食べ終わって、お盆とお皿を返しに行くときにもう一回名前言うようになってます」
とエマちゃんが教えてくれた
「おはしとか飲み込んじゃう人がいるから返すときにも確認があるんですよ」
と言うのを聞いて食道がゾッとした
「あの、ミィです。よろしくお願いします…」
「エマです。17歳です。よろしくお願いします」
ずっとついてきてくれていた看護婦さんがいなくなってから、わたしたちはぎこちない挨拶と自己紹介をした
やっぱりエマちゃんはマキちゃんよりもしっかりしてそうだ