声優になるということは

こんにちは！

声優コース担当の佐山です。

最近ボイスサンプルの相談にいらっしゃる方や、
外画やアフレコのレッスン後の生徒さんに、
こうアドバイスすることがあります。

「本当にこの人になって、
　本当にここにいるって感じて

　喋ってみたら？」

　
これ、役者としては当たり前のことなんだけど、
なんだかこうなっていない方が多いような感じがするんです。

それってどういうことか。

台本に書いてあることを、
雰囲気だけで読み取り、
「じゃあこういう声で言おうかな」
とか、
「こういう風に言おうかな」
とか、
なんだかざっくりとした演技プランを立て、
いわゆる「○○○っぽい」感じという、
声や言い方を作っている、
といった感じでしょうか。

「こういう声で言おう」
「こういう風に言おう」
は、演技にはなりません。

なぜなら、
頭で設定ばかり考えているだけで、
心でその人物として感じた上で表現ではないからです。

声優というのは、
「声で演技する仕事」
と言われることがあり
よく勘違いされやすいのですが、
声優の仕事は
「声だけで演じる仕事」
ということではありません。

演じる人物の心情や
その人物が置かれている状況を
声だけでも届くよう演じる。

ということは、
「声」だけでどうこうしようとしても、
はっきり言って無理！

小手先だけで演じようとしても、
生きた演技になっているか、
生きた人物として届いているかと言ったら、
答えはNOだと思います。

声優になるということは、
役者になるということです。

役者としての基礎は、
声優には必須です。

来月より、
役者としての基礎を、
特に声優という切り口で捉え、
徹底的に強化するクラスが開講します。

現在声優になる為に
目下努力中の方も、
「声」や「キャラクター作り」に捉われ
基礎が実は備わっていない、
または身に付けたはずの基礎力が衰えてる、
という方、
実は少なくないのではないでしょうか？

そんな方には是非、
5月に開講する
スタートアップクラスをおススメします！