刀剣乱舞小説198 | 美桜@マユのブログ

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日常の話は感じた事をありのままに伝えてます。

刀剣乱舞小説

新章 夢見る私の憧憬

第6話

注意:新刀剣男士ネタバレです(汗)


「おい、もうちょい右!」

「御手杵殿、耐えられますかな?(汗)」

「ぐぎぎぃ…(汗)何で俺が一番下なんだよ…(汗)」

「しっかり支えろよ…(汗)」

「ぐぎぎぃ…(汗)」

フラフラとよろめきながら、屋根の上に飛んでしまった五虎退の帽子を取る天下三名槍の三振。

「もうちょい…よし、取れた!」

「は、早くしてくれ…(泣)もう限界…(泣)」

日本号、蜻蛉切が次々と降りてきた。御手杵の足は生まれたての子鹿のようにプルプル震えていた。

「ほらよ。無くすなよ?」

日本号が五虎退に帽子を渡した。

「ありがとうございます〜(泣)良かった〜(泣)」

五虎退は泣きながら受け取った。

「…」

上空を飛ぶ鳥がいた。烏である。

「……馬鹿にされた気分…(汗)」

御手杵は縁側に座り込んだ。その姿をじっと見てる視線を感じた。

「─!…アレ?アレ?…(汗)気の所為か?(汗)」

「如何なされましたかな?」

「いや、視線を感じたんだけどさ…(汗)気の所為だな…(汗)」

「…でもないみたいだぜ…彼処見ろよ」

日本号が顎をしゃくる。

「…稲葉江…?!(汗)」

なんと稲葉江が見ていたのだ。

「彼は…結城秀康殿を知ってるみたいですな…(汗)篭手切江殿とは知り合いのようですが…(汗)」

「……」←普通に見てるつもり

「うぇっ?!(汗)……睨まれたよ…(汗)」

稲葉江は何も言わずに本丸邸内に行った。


 その頃、郷のもの部屋前の縁側。新しい剣技の練習をする篭手切江。

「あっ…(汗)難しいです…(汗)」

軌道を描きながら相手を斬る剣技五月雨を習得中だ。持ち手を変えるのが難しい技だ。五月雨江は難なく剣技をする。

「凄いなぁ…雨さんは…俺なんか二束三文…(泣)はぅぅ…(泣)腹痛い…(泣)」

村雲江は横になって腹をさする。

「……」

「……っ?!(汗)」

稲葉江が入って来た。

「先輩…」

「……」

「先輩…あの…本丸には…慣れましたか?」

「……慣れたとは何だ?」

「だから…あの…此処。気に入りましたか?」

「それは何だ?此処とは何だ?」

「それは…っ…(汗)」

篭手切江は答えに詰まってしまった。

「……其の人、答ふる事能わざる也…ですか?」

五月雨江は首を傾げた。

「……ふん」

「あっ…(汗)」

稲葉江と篭手切江のすれ違いは毎日続いた。


続く