刀剣乱舞小説39 | 美桜@マユのブログ

美桜@マユのブログ

薄桜鬼小説は画像のイメージです。悪しからず。
日常の話は感じた事をありのままに伝えてます。

刀剣乱舞小説
第15章 廃屋(完結編その2)
 
審神者部屋に鶴丸国永と入れ違いに入って来た小狐丸。任務報告書に目を通す審神者の背後から抱きしめた小狐丸。
「…邪魔です…」
「ぬしさま〜構って下され…」
「今忙しいです…」
「むぅー…」
小狐丸はむくれて、審神者の耳にフッと息を吹きかけた。
「おひゃぁっ?!」
審神者は驚いて任務報告書を散らかしてしまった。そして、小狐丸の頭にゴチン☆と拳骨を食らわした。
「やめてください!もし、手に持ってた物がお茶だったらどうするんですか?」
「…申し訳ありませぬ…(泣)」
小狐丸は反省した。そして、
「…先程の…客…他本丸の私ですが…恐ろしいものを見たような顔をしていましたね…」
と同じ自分のことを話した。
「そうですね…」
「あの…言い難かったのですが…あの…恥ずかしながら…あの小狐丸は…私なので御座いまする…」
小狐丸は顔を真っ赤にして話した。
「え…?(汗)」
「ぬしさま…先程仰ってたのではないですか…?一緒に居たあの少女は自分自身だと…」
「確かに…言いましたけど…?」
「私は…あなたに、もう一度逢いたいと思ってたので御座いまする…私がこの本丸に来て、初めての内番の時…覚えていらっしゃいますか?」
「ええ…覚えてます」
「あなたが知らない大人に変わっておられた…」
「…???」
(…っ…何故、気付かないのですか…?)
小狐丸は審神者がクエスチョンマーク出しまくりな事に落胆した。
「加州殿にぶつかったり、和泉守殿が洗ったシーツをめちゃくちゃにしてしまったり、厚殿を驚かしたり…其の所為で…鶴丸殿が朱のペンキまみれになったり…そういうきっかけが…ありました…」
「そんな事ありましたね…(苦笑)」
審神者が苦笑いする。
「ぬしさま…あの廃屋…」
「…〇〇さんの行方が分かりました…」
「真でございますか?」
「鶴丸が見つけてくれました…彼奴は〇〇さんを殺害後、書庫の何処かに…隠してたみたいなんです…」
「ぬしさま…良かったですね…」
「…」
審神者は頷き、目を伏せた。いつの間にか涙が零れ落ちた。
「小狐丸…」
「お姫様抱っこをして欲しい……とな?」
「えっ?!」
審神者は驚き、戸惑った。
「遠慮は要りませんよ」
小狐丸は審神者をお姫様抱っこで持ち上げた。
(どういう感情して良いか分かりません…(汗))
審神者は小狐丸の行為が理解出来ずにいた。
(でも、今宵は甘えても…良いかな…?)
審神者は小狐丸に抱き抱えられたまま眠りに就いた。