腹膜播種と東東京 -10ページ目

腹膜播種と東東京

5年前に虫垂癌で手術、遺残。1年間抗癌剤。3年前遺残部拡大、抗癌剤再開。のち遺残部縮小。昨年、根治を目差し遺残部切除。周辺転移あるも同時に切除。これで完治かと思ったが今年9月腹膜播種に。一気に深い谷底へ。余命2~3年と宣告を受ける。

昨日はQOLの点から、オキサリプラチンの投与を見送らせてもらったが、実は診察後、病院側より、自分にきちんと病状と治療方針を説明した方がいいと、病院にいる300人の看護士の中でわずか数人しか資格を持っていないという「がん認定看護士」の1人と面談をさせられた。

そしてその認定看護士から、以下の説明を受けた。
「播種再発のため、手術は不可能であること」
「化学療法による治療を継続していくが、薬では直せないこと」
「化学療法はあくまでも延命が目的であり、QOLを考えての治療を優先すること」
「一般的な生存期間は、2~3年であること」
「半年ぐらいの治療経過を見て、転移がない場合は外科とも連携を行なうこと」

僕は大方、その内容に、問題や間違いはないと思ったので、その内容を書いた書類にサインをし、控えを受け取った。

「生存期間2~3年・・・。」

僕は改めて「文書」というカタチになった書類に目を通し、このやりとりの重み (自分の命が本当にあとわずかしかないという事実) を知った。