はい。
8.SE7EN(SEVEN)
(この作品のファンの方はどうか飛ばしてください><)
(ネタバレ防止用改行)
ある街で次々に起こる凄惨な、いわゆる「七つの大罪」に
なぞらえた◯人事件・・・
GLUTTONY(飽食)
GREED(傲慢)
SLOTH(怠惰)
LUST(色欲)
PRIDE(傲慢)
ENVY(嫉妬)
WRATH(憤怒)
・・・をめぐって
ベテラン刑事と新米刑事が奔走する話。
面白かったですよ。
面白かったんですけど…
なんでしょうね…
これ、制作途中で大幅にプロット変えた?って思ってしまいます。
これは詳しく語りたいです!(けど長くなりすぎるので巻き気味に)
まずね、本編と関係ないけど和訳。
私どちらかと言うと洋画は字幕で観たい人間なんですが
例えば冒頭にサマセット刑事(ベテラン)が
ミルズ刑事(新米)に
「Could you please be quiet?」って言うんですが
それを「黙ってろ」と訳してるんですよ。
Could you please~ってめっちゃ丁寧な話し方なはずなので
へん。
多分ね、ベテランが新米に言っているって点で
「丁寧すぎるから皮肉だ」と解釈してこう訳したんだろうけど
ちょっと、サマセット刑事のキャラとあってない気がするんだよなぁ…
例えば「静かにしててもらっていいか」くらいでも
ちょっと嫌味っぽくなるし、そういう感じじゃないかな。
そう、意訳が行き過ぎてると思うんですよ。
まぁそんなことはいいや。(他の作品にも感じることだし)
あのー・・・。
色々ありすぎるから、絞って書きますが。
この作品、
7つの大罪になぞらえて、
基本全てメインの登場人物を関係させるように
最初はしようとしたんじゃないかって・・・
思うんですよ。
例えば、ミルズ夫妻をだました不動産屋(出演ないけど)。
彼らは新居を構えたが、実は近くに地下鉄が走ってて
定期的に家がめっちゃ轟音とともに揺れるという致命的な欠陥があったのだ。
やつは、GREEDで誅するつもりだったんじゃないですか?
だってあの揺れとか、何のためのシーンなのって全然分からん。
(私が読み取れてないだけだったらごめんなさい)
そしてサマセットがナイフでダーツするシーン。
クールな彼がイラつきを隠せなかったシーン・・・
サマセットはそろそろ定年を迎える刑事。
口では「もうこんな仕事やってられない」「ようやく自由だ」
などと言っているけど、
勤務態度を見ると、本当は凶悪犯を追いかけるのが大好きな人間だ。
だからあの街から離れられない。
心の奥では、そんな酷い世の中を望んでいる
・・・んだとしたら?
(そういえばあの街、天気悪すぎませんか?)
ミルズにはその本心を見抜かれているようで
いらだっていたのですよね。
それってつまり・・・。
若く、これから刑事として凶悪犯を追えるし
かつ幸せな家庭を築いているミルズに
嫉妬心を隠せなくなる
本当はサマセットがENVYとして誅される人物だったんじゃないのか。
色々検討していく中でやめたけど、
これらのシーンはその残滓なんじゃないか。
と、思ってしまうわけですよ。
そしてENVY事件で怒り狂ったミルズが犯人を消して
彼自身がWRATH(憤怒)として捕まって終わる
そういうエピソードなんじゃないかと
途中、観ながら予想していたのですが・・・
犯人がENVYっていう設定だったようだけど、(明示はされていない)
どーにも無理やりに感じる。
というかそもそも「俺ENVYだわ~」っていうやつ
ENVYちゃうやろ。もはや。
最終盤にね
犯人が「自分のしたことは悪いことか?」
「GREEDなんてあんな悪いことしてたやつだぞ」とか
夜神月モードに入るシーンがあるんですよ。
いや、でも、それにしては…う~ん、って。
LUSTとか
ただの売○婦なんですよ。
あいつとかSLOTHとか
そういう哲学でコロすほどの人物か?
そんなんならさ、ミルズ妻に不倫でもさせて
(実際は全然そんなキャラではありません)
それをLUSTにしてさ
ミルズに複雑な気持ちにさせるとか
色々…できそうじゃん。
そして犯人はあえて言うとPRIDEなのではないか?
「色々言ったが、こんな風に自分の尺度で人を裁いてる私は傲慢だよな」
とか言ったら納得できたのに。
色々と釈然としねー!
でもとりあえずブラットピットは有り得ないレベルのイケメンだわ。
9.インセプション
も観たんですけど私の頭には難解過ぎました><;
とりあえず渡辺謙活躍しなさすぎてがっかり><;
夢の中を武装する訓練ってなんだよ><;
夢の層ごとに時間が長くなるってなんだよ><;
ので以上><;
10.ゴジラ
(NBK)
(ターミネーターⅡのネタバレも含むから気を付けてね)
なんと!1954年。白黒2作目です!
色んなYoutube動画でおススメを見て参考にして選んでおりまして
大体かぶってくるんですけど
これは1回しか出てきませんでした。
「あっきー」という方の動画だったんですが
「これは原爆の比喩、日本人は観るべき!」とおっしゃっていたので
そーお?じゃぁみよっかなって。
なんかそう言われると弱いよね。
深い海の底に住んでいたけど水爆実験の影響で
こっちに来ちゃった超巨大生物ゴジラが
奇声をあげながら日本を破壊していく話です。
やはり昔の作品ということもあって
セットがちゃちい(ごめんなさい)ですね。
だけどもなぜか、ゴジラが醸し出す雰囲気は怖かったです。
この作品、色々と好きな部分がありまして。
まず私は先にシン・ゴジラを見てしまっているのですが
原作(?)を見ると、
ゴジラの異形(シンゴジは冒頭がきもいのだ)っぷりであったり、
政治家の討論であったり、
核爆弾に関する話が出てきたり…
そういったことは、原作リスペクトだったんだなぁと感じました。
シン・ゴジラだけ見てもちょっと腑に落ちない部分がありましたが、色々と妙に納得。
次に、ちょっとだけですが当時の日本の風景等が見られること!
明治だのヨーグルトだの書いたネオンとかね(白黒でよう分からんけど)。
あと、漁村っぽいところはみんなボロ布みたいなの着て生活しているけど
高貴な層とみられる人はきちっと着飾ってて、かなり二分されているように感じましたね。
終戦がついこないだって時代だもんなぁ…感慨深かったです。
そして…
序盤は「言うほど原爆の比喩か?」と思っておりましたが
最終的にはあっきー氏のおっしゃるとおりだなと思いました。
と言いますのも…
最後はどうなるかと言いますと、
主人公的ポジの博士…の弟子の博士が
たまたま水中の生き物を一瞬で葬る物質を発明してしまい
それを使ってゴジラをキルする話なんです。
しかしそれはとんでもない破壊力で
原爆などと同じようなもので、絶対に世に知られてはいけない、
絶対に使ってはいけない、
文書は燃やせばいいが、私の頭の中に情報が残っている、
人間を甘く見るな、一回だけと言っても無理やり吐かされるんだ!
と博士はゴジラへの使用を一度は固辞するんですね。
でも
苦悩しつつも
最終的にはゴジラに傷つけられた人々の姿を見て
もう断れないってなったんです。
そのとき、私は「あっ!これターミネーターⅡだ!」と思いました。
そう…このとき彼は覚悟を決めていたのです。
書類を燃やし、あとは彼の脳だけ。 (・_・)ゞココヤデ… みたいなね。
博士はゴジラのもとへ潜水し、命綱を自分で切って
やべー物質をそこで開放するのでした・・・・・・。
・・・👍
というね。
実際原子爆弾の作成に携わった方々が
どうお考えなのかは分かりませんし
それに対する批判と言う感じでもなく
ただ、この映画には
作ってしまう、使ってしまうというのはそれほど重いことなんだ
というメッセージを感じました。
なるほどこれか~って思いましたね。
まぁ「日本人なら観るべき」ってのは少し大げさな気もしますが…。
身もふたもないけど
その点に関しては
普通にダイレクトなドキュメンタリー番組とか観ればいいと思うし。
ちなみに演技はわざとらしい感じで、
同じ1954作の「12人の怒れる男」とは正直雲泥でした。
まぁリアル風味なのとファンタジーなのとで全然作風が違うから
一概に良し悪しと言えぬのかもしれぬが…
11.SAW
(NBK)
目が覚めると見慣れない閉ざされた部屋におり
頑丈な鎖で部屋の一部分に繋がれ自由を奪われていたゴードンとアダム。
気がつくとその舞台を作った者からメッセージがあり
ゴードンはアダムをコロせば自由を得られる、
ちなみに妻(ほぼ別れ気味)と娘を拘束している、
という情報を与えられてどうしよってなる話です。
最初は暫く前に流行ったデスゲーム系というか
いろいろ葛藤がありながらも
ドロドロの騙し合いをしていくみたいな話かと思ったら
思いのほかけっこう、お互い協力的と言うか
そこはもう、急にそんな鬼畜にはなれないよね、っていう雰囲気を感じました。
やっぱりちょっとホラー系と言うか、
どきどき緊張する時間が長くてよかったですね!
最後のどんでん返しもまぁまぁ「おぉ~」って感じで。
ああいう、登場人物をことごとくストーリーラインに絡ませるやりくちは
結構好きです。
が、少し甘いように感じます。
犯人は「命を軽んじる者への制裁」として上述のゲーム(?)を
人に行わせているわけですが
二人がどういった「軽んじり」を行ったのか、作中ではいまいち明確でないことです。
まずアダムは全く分からない。
ネットで調べると「アダムはゲームの一部だからその要件は不要」
という言説を見ましたが
いや、じゃあ最後ドア閉めてアダム○亡展開になるのはなぜ?
ゲームの一部だったら裁く必要がないじゃん。
そしてゴードンも分かりづらい。
「そういうことだろうな」とは思えるけど、描写が少ない。
ゴードンが患者について話す短いシーンがあって、
そのときの患者が犯人だったわけですが
あれだけで軽んじ言われてもねぇ…ちょっと…
そもそもあんなゲームやらせる時点でイカれてるから
ある意味「こいつの考えおかしい」ってなるのは当然かもしれないですが
ちょっとなんか…ラスボスの哲学ってもうちょい重みほしいよね。
ついでに言うと
執念深い(元)刑事があっさり返り討ちにあったのが
なんだか非常にがっかりしました。
娘を守るための火事場の馬鹿力があったのかもしれないけど
ゴードン妻の方がよっぽど善戦してるじゃねーか!
もひとつついでに言うと
ゴードンの家族が助かる→妻がゴードンに電話かける
→ゴードンが半狂乱になって電話が手の届かない部屋の中心に行っちゃってた
(中心はアダムとゴードンの間)
→届かなくていよいよ狂って鎖の繋がった自分の足を切る
って流れ
話の展開的には
折角「ああああ!ゴードン!!(´;ω;`)」
ってなるべきクライマックス的ないいシーンなのに
・・・・・これ、アダムがなんかもの投げて電話寄せてやればよかっただけじゃね?
う~ん・・・(´-ω-`;)
ってなりました。
クソ映画ど素人なのに
誠に僭越ながら…
個人的な点数つけてみました!(とってもどくだんとへんけん)
~59:NG 60~:まぁOK 70~:面白い
80~:結構面白い 90~:めちゃくちゃ面白い 100:神
1.バック・トゥ・ザ・フューチャー 85
雑味がない爽快感ある面白さ。笑えるシーン多し。展開に少し無理がある。
2.ショーシャンクの空に 87
心揺さぶられる。暗いシーンが好き。でもハーモニカは吹け。
3.ボヘミアンラプソディ 73
だいぶ展開が腑に落ちないがクイーンが格好良すぎるので加点。
4.ガーディアンズオブギャラクシー 75
シンプルに面白いが、期待を超えてこない感がある。
5.ゴッド・ファーザー 82
独特な世界に心が入り込んじゃう度はぴかいち。しかしマイケルの気持ちが分からない。
6.12人の怒れる男 90
スポットライトの当て方が面白く、完成度が高い。映画的でないとも言える。
7.ユージュアル・サスペクツ 65
醍醐味ともいえる最後の種明かしが正直あまり面白くなかった。
8.SE7EN 70
刑事のコンビが魅力的。本筋の流れが「うーん」という感じ。
9.インセプション 63
壮大な設定についていけなかった。最後の駒どっちやねんみたいな意味深さも要らない。
10.ゴジラ 80
ゴジラの怖さはガチ。社会派なのもヨシ。時代のせいかちょっと心が入り込みにくい。
11.SAW 81
舞台設定が面白いし、結構意表を突かれた。しかし設定の根本部分に疑問。



