※注意 この記事クソ長いです

 

 

 

 

 

私は横浜市の端っこにある田舎で生まれました。

 

 

 

いや、生まれたのは端っこからちょっと出かけた病院の中か…

(どうでもいい)

 

 

 

それでまぁ、家がベイスターズファンということもあって

自分もそう育てられたわけですね。

 

まぁ、兄弟の中には他の球団を応援しているのもいるので

別に強制されたということもないですが。

 

 

 

私が初めてプロ野球を観に行ったのは、1997年の事でした。

 

 

当時は今と異なり、球場はタバコ臭くて

客席の前のネットは全体に広がっていて

(今は真後ろなど一部のみ)

 

あるいはイニング間にチアガールが踊ったり走ったり

なんかバズーカでグッズ飛ばしてくれたりとか

は、なくて

 

いわゆるファンサービス的なものなんて

試合に勝った時のボール投げ入れくらいしかない

そんなことをおぼろげながら覚えています。

 

 

 

 

当時のベイスターズは強く、

1997年はスワローズの圧倒的強さを前に屈しましたが、

 

翌1998年には

セントラルリーグ優勝及び日本一を成し遂げたのです。

 

 

1997 2位  1998 優勝

当時の三浦大輔投手(現監督)。

 

 

 

 

見始めた時、私の応援する球団は強かった。

 

 

しかしベイスターズはそこそこのスピード感をもって

ここから凋落していきます。

 

 

1999 3位 2000 3位  2001 3位

2002 6位(最下位)

2003 6位 2004 6位  2005 3位

2006 6位 2007 4位

 

 

 

 

あまりにも深い暗黒に沈んだため

多くの有識者(?)たちがその原因を分析していました。

 

 

私は一素人なのでその点について特に意見はないですが

 

 

プロスポーツのチームと言うのは、特に当時は基本的に

強い=人気なので

 

私の周りからはどんどんベイスターズファンはいなくなったものです。

 

 

「オ↑レ元々巨人ファンだし」とかなんかよく当時の友達が言っていました。

一人称のアクセントそれでええんか?と内心思いながら

自分の周りでは、ただ一人のファンになっていくのを感じていました。

 

 

 

 

私は何というか…

 

 

三国志で喩えると

 

名君主と名高い人に捕縛されても

「二君に仕える気はない!」とつっぱねて

忠義を貫き処刑されるような武将が好きな人間でありまして。

 

 

 

またひねくれものでもあるので、あんまり勝敗にこだわらないというか

 

別にまぁ、負けてしまってもそれは仕方ないと思ってるんですよね。

勝とうとした結果であれば。

 

ベイスターズが勝てば嬉しいし、負ければ腹立たしいとは

思っていましたが

とりあえず寝ればリセットされるんで

 

 

勝つチームもあれば、負けるチームもある。

勝負ってそういうものなので。

 

 

 

 

弱いチームを応援するには性が合っていたんですね。

 

 

 

ただ、その時期は私も多感な時期と言うか

あまり野球に注視していない時期もありました。

 

 

 

 

 

自分のゆとりある時間を取り戻したときにこの球団は

 

より深淵なる暗黒に抱擁されていたのです。

 

 

 

 

2008~2011 6位

 

 

 

こどものころから応援していたと言っても

そのころは何となく見ていただけで

 

詳しくルールを知らなかったり

細かくは見ていなかったんですね。

 

 

これくらいの時期から”ちゃんと”見始めたので

 

 

なんとなく酷いことは知っていた

みたいな感覚から

”これはひどい(実感)”みたいになっていきました。

 

 

 

 

 

プロ野球と言うのは、

春から秋まで試合を繰り返して、

 

時期により異なりますが、大体140試合くらいを戦って、

最終的には勝率で順位を競いますが

 

一般的には勝率と言うより、

勝敗の差によって機械的に計算する”ゲーム差”という指標を用います。

 

ここにおいては、”2つ分”が”1ゲーム差”になります。

つまり、チームAが2勝0敗すなわち+2、チームBが0勝2敗すなわち-2なら

”4つ分”なので”2ゲーム差”です。

 

 

本当は、引き分けを含めると勝率の変動が少し変わってきますので

ゲーム差はまやかしで、「ゲーム差では勝っているけど勝率で劣るので順位は下」

 

なんていう現象も起こりえます。

 

 

 

 

 

それはさておき、当時のベイスターズというと、

 

2008 -46 5位と19ゲーム差

2009 -42 5位と16ゲーム差

2010 -47 5位と10.5ゲーム差

2011 -39 5位と11.5ゲーム差

 

 

 

という、まぁ、感じで。

 

 

 

また、このころはインターネットでわいわい言う文化も

どんどん発達していったので

 

広く全国的に

とんでもないザコ、ネタ球団として扱われることになっていったのでした。

 

2chを見ると特に理由もなく「横浜ファンってなんで生きてるの?」というスレが立つような

そういう存在でした。

 

 

 

現実でも…当時の親会社だったTBSの関係から

朝のニュースでみのもんたが

「こんな球団だけど応援してやってくださいよ」なんて言うくらいで

 

そもそもファンなんて存在しないくらいの雰囲気でした。

 

 

 

私も「応援しない方がいいんじゃないか」と自問自答したりしていました。

球団に危機感をもたせるために。

 

 

 

今じゃ想像つかないかもしれませんが

 

当時はシーズンとおして対読売や中日が

6勝18敗とか普通にあったんですね。

 

ときたまあるとかじゃなくて普通に。

 

 

ぼく「次のカードどこ?読売?ああ、今度こそ3タテ防げるかなぁ」

 

 

みたいな。

そういう感じ。

 

 

 

 

ニュースキャスター「現在3連勝と波に乗っているジャイアンツ」

ぼく「横浜3タテしただけだろ」

 

 

みたいな。

 

 

だれか「野球好きなんだ?どこ応援してるの?」

ぼく「横浜」

だれか「……え、何で?どういうこと?」

 

 

こういう感じ。

大げさじゃなくて、本当にこういう感じ。

 

 

当時の数少ない文化財。

でもねこのころのいいところ…

球場がガラガラで、見やすかったですね。

何時にふらっと訪れてもいいチケットが取れるし。

 

 

 

 

 

2012シーズンからは、親会社がTBSからDeNAに変わり、

球団名は横浜DeNAベイスターズとなりました。

 

 

流石は新興の企業と言う感じで、

客寄せのための施策を次々に打ち出していくのでした。

 

 

まだブレイクする前のよしともちゃんタオル。

 

 

 

自分の意思で買ったものとしては初めてのユニ。

加賀選手の優しそうな笑顔がすきでした。

 

 

 

 

すると弱いのにファンが徐々に増えていって、

それに呼応するかのように、チームは良化していったのです。

 

 

やっぱり見ている人が多い方が

やらなきゃって気持ちになるんでしょうかね。

 

 


 

2012 6位 2013 5位 2014 5位

2015 6位(前半戦首位ターンからの最下位)

2016 3位(初のクライマックスシリーズ進出)

 

 

クライマックスシリーズとは、

3位以上のチームで日本シリーズ進出をかけたプレーオフを行うシリーズです。

 

2位と3位で2勝先勝(2位のホームで試合実施)、

その勝者と1位で4勝先勝(1位のホームで試合実施、

かつ1位のチームには1勝のアドバンテージを付けた状態で開始)

 

というものです。

 

 

このころは私、年齢的に割と後の人生を左右する時期だったんですが

色々と終わらせた後に久々に横浜スタジアムに行ったら

 

山井大介にノーヒットノーランを食らうと言う微笑ましいイベントもありました。

 

 

 

 

 

2016年、ここで、冒頭に出てきた三浦大輔は引退します。

引退試合で三浦をボコボコにした後、

最後の打席だけ見え見えの空振り三振をフルスイングでやってくれた

高井雄平選手。

その心意気には深く感銘を受け、初めて他球団のユニを買いました。

 

 

 

2017 3位(19年ぶりの日本シリーズ進出)

ちゃ~んぴお~ん(高音)

 

 

 

とんとん拍子に強くなっているように見えますが

じゃあ次からはずっと2位や優勝かっていうと

 

当然ですがそんなわけがありません。

そんなリーグは面白くないですよね。

 

 

 

2018 4位 2019 2位 2020 4位

2021 6位 2022 2位 2023 3位

 

 

 

TBSは球団を生きながらえさせてくれたので

悪く言うつもりはないのですが

 

DeNAになってから、ようやくプロ球団として恥ずかしくない存在になりました。

ショートストップだいすき。

京田もすきよ。

 

 

 

 

グリ●ル(諸事情により伏字)以来のびっくり補強。

 

 

 

 

 

MLBも見なきゃね。(クッソ高かったわこのユニ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024 3位(26年ぶりの日本一)

 

 

 

 

 

近年は新聞も置いてある数が少ないから

結構早起きしました。

これどうやったら長期的に保存できるんだろう…

 

 

昔三浦の150勝とか

2017のCSとかの新聞買ってたんですけど

あまりに劣化が激しいので捨ててしまいました。

 

 

 

 

 

 

最初の方で申し上げたように

私はなんというか、あんまり勝ちにこだわっていなくて

勝って感動と言う感じでもないのですが

 

 

テレビに映った大原慎二投手コーチの表情を見て、

私もまた涙なしにはこの光景を見ることはできませんでした。

 

 

 

三浦大輔監督も長いこと暗黒を経験し、

また力があるのにも関わらずチームに残留したことは

物凄いことではあるのですが

 

とはいえ若いころに日本一を経験してはいるのです。

 

 

その点大原コーチ…あるいは小杉コーチ、下園コーチなどもそうですが

暗黒に生まれ、暗黒にもがき、消えていった選手たち…

どれだけ苦しかったでしょうか?悔しかったでしょうか?

彼らの心中を想うと…

 

 

 

 

 

 

ところで、2011、最後のTBSシーズンにおけるドラフトで

桑原将志(まさゆきと読む)選手は指名されます。

支配下指名された選手たち…高卒9名。

乙坂智選手はまだ外国でやっていると思いますが、他は皆引退しているかな。

 

 

当時はTBSの嫌がらせドラフトとか

色んな意味で失礼な論評もネットではありましたが

 

 

その彼が日本シリーズMVPとは、

なんとも皮肉と言うか、奇妙なめぐり合わせに感じますね。

 

あ、在籍期間、彼が一番長いのかな?今更ながらに思うと…。

 

 

 

 

 

 

さて。

 

 

とはいえリーグ3位ですよ。

 

そこ優勝してほしいですね。

 

 

 

2024、貯金たったの2です。

2。二。弐。

 

 

 

ライデルマルティネスを取ろうとしているらしいので

本当ならガチってほしいですね。

 

そうなるとジャクソンケイウェンデルケン…

あとウィック、ディアスもいて

助っ人投手誰残すのか分からんけど

 

 

まーとにかく補強せんと勝てへんで。

 

 

 

 

 

 

日本一記念お布施はもうちょい商品が発表されてからします。

Tシャツは絶対着ないからやめておこう…(反省)