※文章くそ長い独り言なので、

 あまりにも暇すぎてどうしようもない時のみご覧ください。

 

※古い人間なので古い漫画ばかりです。

 

※漫画のネタバレ的な表現もあるかもなのでご注意願いたし。

 

 

 

こんな記事誰が読むねん…とか思いながら

長い間ちょっとずつ書き足しながら書きました。

まぁ独り言ですので…このブログ…

 

 

 

「好きなゲーム音楽」「好きなゲーム」の記事も

いつか書きたいですね。

 

 

 

 

 

はい(開幕)。

 

ameba漫画の無料分を

 

最近暇つぶしに読むことがありまして。

 

 

最初はただ暇つぶしのためだし

無料部分だけ読んで終わろうと思っていたんですが

 

 

「アサギロ」という漫画を5巻読ませていただいたら

続きが気になって仕方ないのでもー買っちゃいました。

 

完全に商売の術中にはまってますやん…

kindleだと今すぐ読みたい欲を満たせるし、

スペース取らないしついつい…

 

 

 

というか歴史(時代)ものはどうもはまりやすいんですよね。

 

例えばオリジナルのファンタジー漫画で命のとりあいしてたとして

舞台設定がしっかりしてないとあんまり燃えないじゃないですか。

 

 

もっと分かりやすく言うとスポーツの漫画とか。

面白い漫画沢山あるんですけど、あまりにシリアスすぎると

「言うてただの部活(仕事)やん…」って心の奥底では突っ込んでしまうんですよね。

 

 

その点歴史ものだと、「うわぁこいつらガチで殺し合ってるぅ」って思えるので

感情移入してしまうんですよね。

 

 

 

アサギロは沖田総司を中心にした新選組に関する漫画で

読んでいて少しもやもやしてしまうほど

冷徹に話が進むと言うか…

 

ところどころオリジナルの解釈を加えながらなんでしょうけど

それが故にそれぞれの人物の個性が鮮明に浮かび上がって

魅力的な作品に感じます。

 

 

 

 

というわけで(?)私の好きな漫画について語って参ります。

 

 

 

2.センゴク

歴史もの繋がりです。

 

信長〜秀吉辺りの時代で、仙石秀久(権兵衛)と言う人が主人公の漫画です。

絵が男臭くてその時代のオタクが描いたっぽいと言う意味では

アサギロと似ている気がします。

 

 

ただ、漫画は4部とかもっと?ながーくつづいていて…

今の絵は人の顔がつるつるしていて苦手で、読んでいません。

第2部(?)までは大好きです。

 

 

 

佐久間信盛「先だって家康殿に疑心を抱いた由謝罪を述べたい。徳川家こそ織田家の真の同盟国である」

徳川家康「固ぇこと言うなや」

 

このやりとりがめっちゃ好きです。

 

 

ただ、ちょっと各キャラを大人物に描きすぎていると言うか

この人ってほんまにそんな凄かったんかなとか思ってしまう部分はあります。

(歴史ものあるある)

 

だって現実の偉い人とか目立ってる人見てもそんな

すげェ人物揃ってんな~ってならないですよね。

 

ちなみに私は大谷翔平を神として信仰しています。

 

 

 

3.へうげもの(読み方はヒョウゲモノ)

これまたセンゴクと同じような時代で、古田重然(織部)という方が主人公の漫画です。

 

時代ものにしては一風変わった、命を取り合う話はむしろ脇役で、

茶器や名物への愛が話の中心になっています。

 

 

割とオリジナル要素が多く、ひょうげる…つまりふざける場面の多い漫画なのですが、

人間ドラマの描き方がうまく、感動してしまいます。

言葉の使い方も好きですね。

 

 

特徴的に感じるのが「どんな強キャラぽいやつも弱さを見せる」ところです。

 

この漫画では千利休がめちゃつよで

皆から尊敬されて、序盤から主人公の作風をディスったり、こいつの言うことやること全部正しい感を出すのですが

 

 

例えば明智光秀が辞世の句を詠んだ際の

「下の句など蛇足」というセリフに衝撃を受けるシーンが印象的です。

 

 

自分は侘び※を好いていながらその芽を自分で摘み取っていたと

強キャラが完全に痛恨・悔恨の情に打ちひしがれてしまうのです。

 

※侘び→無駄な装飾等を排す→下の句とか要らなくね?

 ちなみに短歌はこれより昔からあったので完全創作だそうです。

 

 

 

ただこれはアサギロ等より遥かに人間が人間らしいというか…

汚い。

ので読んでて疲れるという特徴があります。

 

 

 

 

4.蒼天航路

他には「蒼天航路」があります。

これはいわゆる三国志と言われる物語…というか史実と言うか。その話なんですが。

 

三国志と言うのは中国というか…その辺の地域の

いんしゅーとーしゅーしゅんじゅーせんごくしんぜんかんしんごーかん♪

(有名なのか自分の学校ローカルなのか分からない覚え歌)

 

の後漢(ごかん)末期の話です。

 

 

昔は劉備という人を主人公に据える創作が主だったんですが、これはそういった作品では

悪役のように描かれる曹操という人物を主人公にしています。

 

 

 

今はそうでもないかもしれませんが、

三国志漫画と言えば横山光輝先生のやつが昔は一強という感じでした。

 

あれもめっちゃ面白くて、

蒼天航路読む前に読んでおくと色々対比できて、

より一層楽しめると思います。

 

 

ところで

英語だと三国志って「Romance of the three kingdom」って

言ったりするんですけど

ロマンスって割と恋愛って訳されるから

え?ってなりますよね。いや違う意味ってのは分かりますけど。

ロマンス要素ある?ってあのー

 

まぁいいか。

 

 

話を戻しますと…

考えてみれば、曹操は自身の1代で

ろくに領土ももっていなかった状態から中華最強にまで至ったので

彼こそ主人公という考えも中々しっくり来ますよね。

 

そんな彼が

筵(わらみたいなん?)売りから国王にまでなった劉備をリスペクトしているのは

漫画表現ながら感慨深いというか、そんな気持ちになります。

 

 

 

ただ、この漫画ではあまりに曹操が最強すぎて萎えてしまう部分も…

(ちゃんとした失敗として描かれたのはスウ氏のアレくらいか…)

 

 

ちなみに私は陳宮が好きです。

 

曹操の元を離れ、敗れ捕まり、再度曹操は登用しようとする…

登用の条件として陳宮は問いかけ、曹操はそれに完璧に答えるが

「しかしこの陳宮は完璧なものを直角に曲げて答えを出す!」

といって固辞したシーンは最高です。

 

つまり、完璧なやつは自分を必要としないだろってことですね。

心から自分を必要とした呂布への忠誠を貫いたのです。

 

…まぁ、史実では

「あのアホが俺の策を採用しないから負けたわ」とか言ってたらしいですが…

 

 

 

 

同じ作者の「達人伝」も面白いですが、最近はなんか…ちょっと飽きてきた…

序盤の故事成語?的な話が面白かったんですけどね。

 

 

 

歴史もので言うとほかには「お~い竜馬」や「JIN」など

有名な作品ばかりですが、好きですね。

 

 

 

 

 

 

さて。

カテゴリというより、ストーリーのつくりとして

私が好きな作品のタイプは…なんと言いますか…

 

「話が多元的に構成されている」作品です。

 

いや、ちがうか…

重層的?多角的?

 

叙述トリックというのにも似ていますね。

 

何か、内容が変わったと言うより見せ方が変わった

その世界の自分の見方…

顔の近づけ具合が変わった、というようなものでしょうか。

 

 

 

「実はこいつ裏切り者だった」みたいなどんでん返しとは少し違う

なんというか、局面丸ごとの切り返しというか…。

 

ちなみにこのどんでん返し、英語(ネットミーム?)だと

"plot twist"って言うみたいですね。

なんかおしゃれじゃないですか?プロットツイスト。

 

 

 

多元性について

抽象論で説明するより具体例で言いますと…

 

 

 

 

5.医龍

私が読んだ中では最も好きな漫画です。

最終盤に絵がつるつるし出して

私の好みとしては不安になりましたが

ぎりぎり何とか綺麗に終わったと言う感じですね。

 

 

 

漫画好きで読んだことがなければ

多感な思春期の子でも大人でも

是非読んでと言いたくなる作品です!

 

 

 

この漫画は当初、天才外科医が腐った大学病院の医局を

実力でぶったぎっていくという

シンプルな痛快ストーリーのように始まります。

 

 

しかし段々話が進むにつれ、天才外科医を連れてきた助教授が

教授になる野望を果たすための政治的なシーンが目立つようになります。

 

 

 

そこで読者としては、

「ああ、そういえばこれ、始まりが政治の漫画だった」と思い出すのです。

 

私の言う多元的構造とはこう言う感じです。

 

 

また、多元性はもう一つみられます。

 

 

そのうち主人公らにやられそうないかにもな悪役がいまして。

徐々に失脚していく感じになるんですが。

 

土俵際の粘り腰が物凄く、

チンケな悪役じゃないナイスキャラになってしまいます。

 

こんなキャラだったんかよ!みたいな多元性です。

 

 

こういうストーリーでは、キャラ同士の優劣関係が

目まぐるしく変わっていくのが面白いですね。

 

強キャラぽかったのが弱みを見せ

脇役ぽかったのが物語のハイライトを飾るような活躍を見せたり…

 

 

 

昔の記事に書きましたが、彼(悪役)のセリフ

「”敵”のいない主張は、正しくても力を生まないんだ」

が大好きです。

 

 

そして彼はまた、権力の腐敗をなくそうとする主人公に対し、

現実それはできないと説教します。

 

組織の中にその力を生むためには、”敵”がいなくてはいけない。

腐敗をなくす力を生むために、腐敗の象徴がいなければならない。

 

 

なんとも逆説的な

矛盾したような話ですが

 

 

 

現実を見るとそんなもんなんかなと思ってしまいますね。

今まさに我が国もなんか色々やっていますが

 

 

仮に現存する腐敗を打倒したとして

また新たな腐敗が必然的に出てくるのではないかと

循環の一部に過ぎないのではないかと

 

虚しい考えですがそんな気がしますね。

 

全ては因果の流れの中に…みたいなね?

(そういえばこの記事にBERSERK入ってないな)

 

 

 

 

6.寄生獣

最初は人間を食する地球外生命体との闘いを描く

シンプルなSF漫画と思わさせられますが

 

最終的には地球環境をテーマにしたものということが分かります。

 

 

 

そしてそれは、漫画が始まる一番最初の

モノローグみたいなやつから読み取れるようになっており、

 

なんというか…そういうの好きですね。

 

ラスボスのBGMのサビでメインテーマ入れちゃうみたいな?

 

 

ちなみにアニメ化しており、流石に漫画のままだと古臭すぎたのか

ビジュアルが変わっておりますが、

 

内容自体はかなり原作リスペクトしており、

感動的な出来になっています!

 

 

 

7.め組の大吾

こちらもまた、多元性を感じる作品です。

 

誰にも成し遂げないような

超人的な救助活動を行っていく主人公

 

医龍のような痛快ストーリー…

いや、もう危険の連続で痛快と言う感じではないですが

いわゆる天才の物語って感じで始まります。

 

 

が、終盤で、自分の命を顧みず救助に当たっていたのは

役立たずだった自分と決別したいから

無力だった自分自身を救い出したかったからという

"切り返し"があります。

 

 

前2作品に比べると少し後付け感と言うか

ちょっと盛りすぎましたね?って感じがありますが

 

やっぱり好きですね~

 

 

勿論これらの作品、切り返しがあるからいいというのではなく

一つ一つの細かい話を書くのがクッソうまいという前提があるんですけどね。

 

ただこういう物語描けるってのは賢いよなぁと感じます。

 

 

 

 

あとは「これや!」って感じもないけど

折角なので10個までカウントするかぁ。

 

8.ヒカルの碁

最近オタクを自称する若い子とオタクトークしようとして

「ヒカゴって何ですか?」と言われて絶望しました。

どえがきにバットで突かれたような衝撃(ドボォ)を受けました。

 

 

 

 

でね伊角さんの話なんだけど(唐突)

 

「越智、黙れ」が結構有名と言うかネタにされがちですが

 

 

彼のモノローグ

「越智、お前の強さを認めても、お前に適わないと思ったことはない」

がめっちゃ好きですね。

 

 

 

ついでに言うと塔矢アキラくんの髪が大好きで真似したいんですが

天パすぎて無理で毎日泣いてます。

 

アニメの声優も最高ですよね。

彼が進藤ォ!って言う度に胸が高鳴りますね。

 

 

 

キャラ同士の切磋琢磨、成長、人間関係…

何かと惹きつけられる作品、そして

碁の知識が全然なくても神作品だと思ってしまう

つまり神作品です。

 

 

 

 

9.ピンポン

これもアニメ化されてましたね。

 

これはビジュアル変えてよかったんじゃないか…?

やっぱりあの独特な絵柄を変えると余計原作冒涜感あるのかな?

 

チャイナが歌うアニオリは悪くなかったですね。

 

 

ただの青春卓球漫画なんですが

いちいち人間同士のやりとりが格好いい。

 

 

 

好きなセリフ

「いいじゃないですか、凡庸。僕割と好きですよ、そういう選手」

 

 

わかるー👆

プロスポーツをずっと応援しているとそういう感じになっちゃいますよね。

 

 

 

10.賭博黙示録カイジ

あまりにも独特すぎる絵柄と舞台設定ですが

どういう発想してるんだよで突き抜けている作品です。

 

多分今4つ目とか5つ目くらいの物語をやっていると思いますが

おすすめするのは2つ目までかな…

2つ目も後半は微妙かも。

 

 

福本先生の作品はその独特さで惹かれてしまうので

色々読みましたね。

「最強伝説黒沢」も面白かったです。

 

 

 

その他いろいろなオススメ…

(最初にちょっとスポーツ漫画の否定っぽいこと言ってしまったから

まずはスポーツから…)

 

 

 

 

ストッパー毒島

 プロ野球漫画。実在の人物がめっちゃ似てる。

 野球は自分が好きでつい厳しめに見てしまうのか、

 「この人本当に野球知ってるのか?」と思うことが多いですが

 ハロルド先生が野球好きなんだろうなぁとすごく感じます。

 しかしフラグ放置が特徴

 ジミーカイテルとか存在意義ほぼ謎

 ちなみにBECKは仲間割れの過程が意味不すぎて読むの止めました

 

帯をギュっとね

 青春柔道漫画。あつい。

 展開的に燃え尽きざるをえなかったのか、なぜか2年生時がクライマックス

 3年生時は最終話の字で負けたことを語られる謎

 

あしたのジョー

 プロボクシング漫画。

 かなり時代が違うからというのもあるかもしれないが

 切ない展開が多く心が揺さぶられる

 うどん野郎の制裁は悲しすぎる

 

はじめの一歩

 同上。

 名作漫画あるある、一つ一つの話がいちいちドラマティックで泣ける

 長編漫画あるある、絵がつるつるキラキラしてきてしんどい

 私がおすすめするのは55巻くらい(沢村戦)まで

 それ以降も部分部分では面白いと思うが主人公のまつげの長さに耐えられなかったりする

 

球魂

 青春卓球漫画。卓球するだけだけどシンプルに面白い。

 そこそこ後付けっぽい展開があるけど…

 

今日から俺は!

 不良ギャグ漫画。ひたすら面白い。たまにあつい。

 最終盤はやや絵が崩れてくる。もったいない。

 

CROWS/WORST

 不良ケンカ漫画。

 殴り合いってこんな長くできなくね?ってのは置いておいて。

 とりあえずケンカする展開がシンプルで面白い。

 

ホーリーランド

 ケンカ(格闘技)漫画。

 森先生の漫画の特徴…主人公らの心が度々砕けそうになる。

 雰囲気の暗さに読んでてしんどくなることも。

 しかし元いじめられっ子が色んな格闘技の使い手に挑んでいく構図はやはり面白い。

 

MONSTER

 浦沢直樹先生の言わずと知れた名作。

 長くて…なんというかまどろっこしいというか

 また最後もよく分からないけど

 物語の作りこみとか舞台設定というか色々と

 よく考えるなぁという凄い作品です。

 アニメもすごーくよく作られています。

 英語版もめっちゃ気合入っててよきです。

 例えばルンゲ警部とロベルトとの戦いの場面で

 ロベルトが、ルンゲ警部の娘(妻と離婚)の子(孫)の話をして挑発するとき

 英語だと「granpa,my dear granpa(迫真)」って感じで

 挑発のレベルが上がってて、すっごくいいんです。

 この作品への海外評価というか、リスペクトをビンビン感じますね。

 

DRAGON BALL

 なぜか読む手が止まらない魔法の漫画。

 鳥山先生…(´;_;`)

 

鬼滅の刃

 皆読むなり観るなりしてておすすめをする必要のない漫画。

 少年漫画にしてはバッコバコに味方が逝くのが珍しく、心を揺さぶられます。

 舞台の幕引き(長さ)がちょうどいい。

 

もやしもん

 菌の漫画。

 可愛くて勉強になって面白い。

 でも解説が多すぎてしっかり読もうとすると眠くなる。

 

ほしとんで

 俳句の漫画。

 面白いのに一瞬で終わってしまった。

 

 

 

 

 

 

最後はてきとーに思いついたのを書いていきました。

 

まだまだ考えればいくらでも出てきますが

とりあえずこの辺でやめておこう…

 

 

新しめの漫画をもっと読みたいけど

 

うちの近くにクソデカ漫画喫茶できないかなぁ

いっつも混んでて…

 

 

面白い漫画の冒頭を無料で見せられたら買っちゃうでしょうが!

もう。