最近、ウチに来る相談で、心臓病だろうな？って方が多いです。
そんな心臓だろうな？ って思った患者さんですが、循環器科出身の内科の先生の所に行ってもらったんです。
水曜日と日曜日しか休みが無いそうで、だったら日曜日の午前中に診察をしてるココに行って見るか？
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ココの医院長は日本医科大で平日は講師をしてて、土日だけ自分の病院で診察してる。循環器科は専門で、結構論文も出してるらしい。
医院長のお姉さんは私の中学の同級生でとても優秀な内科医なんですよ？
さて、この患者さんは立ち眩みで意識喪失する事が有るって言うので、ウチで心拍を計ったら、どうもおかしな数値が出たんで、心房細動かな？？？ でも、まだ50代前半だったので、微妙だったんです。
で、診察してもらったら、弁膜症だったそうです。
それも、重度の弁膜症ですぐに共済病院で精密検査を受けた方が良いって言われて、水曜日の昨日検査を受けたそうです。
すると、共済病院でも弁膜症で同じ見解。でも、重度では無く、中の上くらいかな？ って言うんですって！（笑）
3月上旬にカテーテルの検査して見ましょうって成ったそうです。
オペも視野に入れた検査だそうですが、この場合、カテーテルでは無理で胸を開ける事に成るでしょう。
人工心臓に一旦切り替えて、心臓の弁を人工弁に交換に成ると思うんです。
すると、病院の先生にもそんな事を言われて、気が遠くなりそうだそうです。この日も採血して血を見ただけで、めまいがしたそうでね～…
この方、タバコを吸うし、お酒も結構飲むらしいのですが、タバコは辞めて下さいって言ったんです。
ニコチンには血管収縮作用が有るんで、弁膜症の人には即座に辞めて欲しいアイテムです。
簡単に説明すると…
エンジンで言うですね～… （笑）
どの弁が仕事をしてないか？で違うんですが、エンジンの場合、吸気バルブと排気バルブがある。 このバルブにカーボンが噛んで、きちんと閉まらないので圧縮が上がらないし、排気バルブから逆に戻って来てしまう場合がある。
エンジンの場合、バルブ交換して、バルブのシートカットに成ると思うんですが、心臓の場合はね～… f(^^;
心臓にはいくつかの弁が有るんですが、どの弁がうまく閉まってないのかをカテーテルで診るんでしょうね～？
さて、その検査までの間はタバコを吸い続けるって言うんですが、今やめればバルブ交換しなくても大丈夫かも知れないんですよ？ コレはやって見ないと分からないけど、私なら辞める。
でも、その選択は患者さん本人がする物なので、特に強くは言わない。(*^^*)
弁膜症でも、大動脈弁膜症、僧帽弁膜症、三尖弁膜症とか有るけど、ドレなのかにもよるけど、どれだとしてもタバコは全くいい事が無い。（キッパリ！）
まっ、この先、30年も40年も生きると思うけど、今までと同じ事をしてたら寿命は短くなるだろうし、寝たきり状態が長く続く可能性も高い。
今から、心を改めて、エコ運転しながら、内臓を大事に生活しないと辛い辛い未来が待ってます。
今回、この方にはARB（アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬）が処方されました。
これで少し、心臓を保護してあげるんだと思うんです。
3月11日がカテーテル検査って言ってたかな～？？？
さて、どの弁膜症なんだろう…