身近な人が辛い思いをしている時、何もしてあげられないのはやるせないものです。

何か「してあげる」ということ自体が、おこがましいのかもしれませんが…。


そんなとき、ふと思い出したのが、巡音ルカの
「ワンダーラスト」。


「君が涙の海に身を投げても、握りしめた手離さないから」


慰めも励ましも何の力にもなれないとき、ただ傍にいるだけ、自分はあなたの味方だと伝えるだけでも、何かの意味があると信じたい。
何も出来ないならせめて、悲しみの海に一緒に身を浸すだけでもいい。


この歌の本来は、若干ヤンデ気味に虚無感テイストと、ほのかな心中風味をブレンドした味わいで、
今までは
「僕が終末を知ったときにはここはもう
暖かくも寒くもない速度で落ちていた」
という辺りなんかが、すごくセンスがいいなあ、と思っていましたが、
なかなかどうして、聴き込みがいのある曲です。
自分ルールとしては、歌、ゲーム、マンガや小説の台詞から名言(名フレーズ?)を集めるつもりでした。
でも、今日実生活で聞いたこの台詞が、余りにもツボに入ったので、とりあえず忘れないようにメモメモφ(..)


正確には
「僕は、あなたの前では出来るだけ嘘をつきたくないんです」


この言葉から読み取れることは、下記のとおり。

・この男は、嘘つきである

・しかし、自分にだけは誠意を見せようとしている

・だが、それは「出来るだけ」であって、保証や約束は何もない

・もしかしたら、この言葉自体が嘘なのかもしれない

さあ、この男の言葉を信じる?
信じない?

ちなみに、状況や二人の関係性などはよくわからず、立ち聞きに近い感じで聞きかじっただけなのです。

でも、すごくドラマティックだなあと勝手に妄想してみました。


大きな不幸や、取り返しのつかないトラブルがあったわけではないけれど、どうにもやりきれない。

何一つ思い通りにはならないし、これからもなりそうにない。

そんな憂鬱な気持ちになるのはなぜなんでしょう。

寒いから?
それとも、お腹が空いているから?


「つまらない一日が終わり、長い夜は怖くて。
また朝が来るけど、何も見えないのは何故だろう」


ボカロ名曲中の名曲「celluloid」のBメロです。

「聴きたい音があるよ。
知りたいこともあるよ。
前だけ見つめているよ」

と、ネガティブとポジティブの間を行ったり来たりする不思議な歌で、
最終的には
「希望なんてなくても
僕は生きてくんだよ」
というところへ集約されていく。


救いが無いほどリアルな言葉と、美しいメロディラインが形づくるこの感じが、現実の中で精一杯頑張るということなのかもしれません。