同じ歌詞、同じメロディ、同じフレーズでも、歌う人によって、まるで違うように聴こえるなんて、今さら言うまでも無いことではありますが。


近頃再び奥田民生をゲストボーカルに迎えた新曲を発表し、話題の東京スカパラダイスオーケストラ。


「美しく燃える森」や「めくれたオレンジ」などのメジャー曲を押さえて、カチローのスカパラ最愛曲は

「追憶のライラック」

です。


もう、タイトルの語感がまず美しい。
薄紫に煙った風景が目に浮かびます。


そして、サビ。

「さみしいときだけ傍に居てくれと
我が儘な僕を抱き締めて
優しく笑った君を想い出し
涙をながしていた」


テキストに起こしてしまうと、
なんて身勝手な男なんだと。
最終的には振られた模様でザマみろと。
そう思われかねませんね、これ。


しかし、この曲のゲストボーカル、ハナレグミの永積タカシが、本当にベストマッチなのです。


柔らかい声質に加え、口中にふわっと空気を含んだような独特の歌声が、この身勝手で、ちょっと情けない男の歌にぴったりで、身勝手ささえも、なんだかいとおしく思えてきます。


考えてみれば、男女の仲なんてそもそも身勝手なもの。

自分のエゴで相手を欲し、あるいは離れ、
与えているようで実はそれ以上を奪い、
それでもひとりでは居られない。


だからこそ、人間は面白い、愛しい存在だと、そんなふうに思わせてくれる一曲です。


しかし、もしこのフレーズを歌うのが民生だったら…

あるいはB'zの稲葉さんだったら…


(´・ω・`)あせるあせるあせる
実際問題、現実世界でそんな台詞が言えるのかどうかはともかく。

歌やマンガやゲームや映画で、ピンポイントの一言に「やられた!」と思うことが割と多いのですが、いかんせん、物忘れが激しいせいもあって、せっかくの名言をどんどん忘れていくわけです。

これはちょっと勿体無いのではないかと。

極私的名言備忘録をつけとくのもいいかな、と。

というわけで、最初のネタは最愛の(痛い!)鏡音レン代表曲「イケ恋歌」大サビより。

「恋愛対象なんでしょ?キミは僕が大好きで、そうでしょ?」

と続くのですが。

鏡音レン14歳。

このフレーズの素晴らしいところは、
恋愛対象かどうかといったら、もしかしてギリギリアウトかもしれない。
そこを敢えて、「なんでしょ」と押しきる。

それによって、ギリギリアウトを強引にインに押し込む。

そのパワーバランスの妙、とでもいいましょうか。

聴く人の年齢によっても違うとは思うものの、これ、明らかにレンが年下の設定でいいんですよね?

ですよねぇ!