山本祥一朗の酒情報 -86ページ目

山本祥一朗の酒情報

山本祥一朗の酒情報

酒類総合研究所の東京事務所である通称「赤煉瓦棟」が国の重要文化財に指定されることに決まったことは、しみじみと時代を感じる。

明治36年に出来た建物で、翌37年から当時の大蔵省(現在の財務省)がここを醸造試験所として発足した。毎年5月に発表される全国新酒鑑評会の受賞酒の発表を見に、せっせと通ったものである。当時の記録は拙著『金賞酒―全国新酒鑑評会の歩み』(たる出版)に収めてある。

この酒類総研が広島へ移った後、9年前の平成17年の12月8日にこの赤煉瓦棟の地下に25の蔵元と、この年に研究生が造った金賞酒も合わせた26の品種の酒が黒カビに覆われた荘厳なムードの中で、どっしりとした檜材の棚に収められた。吟醸、大吟醸、純米、純米吟醸、貴醸酒、山廃、全麹仕込みと多彩で、これを10年ごとに少しずつ試飲しながら100年後の熟成具合を見ようというものだ。これは拙著『日本酒党の視点』(技報堂出版)に収めてある

(写真の左が赤煉瓦の外景、右が地下に収められた酒)

アサヒビールのウイスキー製造会社であるニッカウヰスキーでは、今年創業80周年に当たるため、竹鶴政孝生誕120周年にもなる今年、「竹鶴21年ピュアモルト ノンチルフィルタード」「ニッカアップルブランデー・リタ30年」を発売した。いずれも限定発売なので、既に在庫が無いかも知れない。

竹鶴21年ピュアモルト(700ml)とニッカアップルブランデー30年、ともにオープン価格。
問い合わせはお客様相談室・フリーダイヤル:0120-011-121。

なお、「規制産業の特質と経営戦略」はなかなかの力作だが、関心のある向きはNPO法人・FBOに問い合わせられたい。

少し早いが、年末になると来年の干支のボトルの酒が出てくる。これはサントリーの「未歳」ボトルで、数量限定で出すもの。

サントリーでは毎年、このウイスキーをシリーズで出していて、11月4日から発売する。この干支シリーズは33年目を迎える。これは空港の免税店でも出していて、海外のお客にも人気だとか。

これはサントリーウイスキーローヤル600mlで7,000円、6本。